文化の日、晴れの特異日。穏やかな菊日和でした。

yatsugatake2006-11-03

今年の大菊も、なんとか観賞できるまでになりました。
鉢も小さく自己流の菊作りですから、自己満足にはちがいありませんが…。
しばらく前、おばあちゃんにも3鉢届け喜ばれました。
興味深いことに、宮澤賢治も「菊作り」に関わったことが、書簡や作品などから分かります。『宮澤賢治語彙辞典』に、解説があります。
「今度例の秋香会が俄に会員も増えて四十幾人になり、〜あなたと〇〇、〇〇さんとわたくしに顧問ですか、賛助会員ですか客員ですか、とにかくそこらになってくれまいかという訳です。」賢治は、地元の菊作りに肥料や品評の面で協力した。
秋香会で詠んだ俳句の中に、「魚燈して霜夜の菊をめぐりけり」「花はみな四方(よも)に贈りて菊日和」があります。


今日は旧暦九月十三日、「十三夜」の名月です。夕方5時を回ると、東の空に昇りました。
真ん丸になる少し前のお月様は、満月より「奥ゆかしさ」が感じられていいものです。
天気が安定する秋、東京でも70%の確率で観ることができるそうです。