午後、荒れ模様で、ちょっぴり白いものが舞いました。

yatsugatake2006-12-04

曇りの寒空に、日が出たのは10時を回ってからでした。
青空に、朱色の柿の実が一つ…。
そう、「木守り」の「守り柿」です。
来年も、たくさん実を着けてください…と、木に残したものです。願いであり、祈りのようなものでもあります。親などからそうしなさいと、特別に言われたわけでもないのに…。人間として、ごく自然な行為なんですね。
手元にある、『守り柿』(土田耕平)、『二ほんのかきのき』(熊谷元一)のお話や絵本の題材になっています。
作者は二人とも、長野県人です。「守り神様」として、描かれています。
実を残すことのほかに、興味深いのは「なりきぜめ」の記述です。「なーりそうか きりそうか」「なります なります なったら おかゆを しんぜます」などと歌いながら、幹になたで傷をつけ、傷口におかゆを塗りつけます。〜(以下略)
辞書に、「成木責め」がありました。〜こうして木を脅して豊熟を誓わせるまじないである。〜この風習はヨーロッパの各国でも行われている。