旧暦、如月朔日(ついたち)。冷たい風が吹きました。

yatsugatake2007-03-19

今朝6時、氷点下8.3度。植物たちはみな、低温のために葉が縮みあがっています。
画像は、暖冬で咲き急いだフクジュソウ」の今の姿です。
伸びた葉が、凍って透明になっています。カタクリの葉も、凍って黒くなっています。
見るからに心配ですが、枯れることはないようです。これも生命力なんですね。
このような低温でも、平気で葉を伸ばしている植物がありました。
それは、画像の「ゴボウ(牛蒡)」です。宿根草、太い直根が地中に深く張っているからかも知れません。強い灰汁(あく)の成分が、凍らない理由とも考えられます。
   
2月の異称は、「如月(きさらぎ)」です。
「衣更着」の文字が当てられて、重ね着の必要とする寒さは実感できます。
「如月の烈風釘を打つ音す」
小諸出身の俳人、臼田亜浪の句があります。今日も、冷たい強風が吹きました。
しかし、正しくは「生更ぎ」の意味で、草木が更生することの意味だそうです。確かに、草木の芽が伸び始めてきました。
「朔」の今日、広島県などで「部分日食」が観測されたそうです。