「如月望月」、西行法師の命日です。

yatsugatake2007-04-03

「花冷え」…。午前中は寒い曇り空でしたが、午後には晴れて、春らしくなりました。
画像、花壇の縁取りのムスカリが、花の見ごろです。落ち着いた青紫色の花が、花壇の明るい花々を一層引き立てる役をしてくれます。
ユリ科多年草、ルリムスカリとも呼ばれます。また、ヒアシンスに似ていて、壺状の花序の様子が葡萄の房・実を思わせます。
英名が、grape hyacinth つまり、「ブドーヒアシンス」です。房の向きは上下逆ですが、そのつもりで見ると楽しいものです。
「ブンゴウメ」の蕾・花が、さらに開きました。
八重咲の花に顔を近づけ、馥郁とした梅の香りを楽しみました。              
今日は「如月十六日」、西行法師の歌で有名な望月(満月)です。
今夜は、お天気が心配でしたが、19:35に拝むことができました。
JRのPR誌から、「西行の死」を引用します。
建久元年(1190年)旧暦2月16日、西行は満月の夜、今を盛りと咲く桜のもとで、73歳の生涯を終えた。
歌を通しての長年の友であった歌人藤原俊成は、その歌集『長秋詠藻』に西行をしのんで次のように記している。
彼の上人、先年に桜の歌多くよみけるに
願はくは花の下にた春死なん
そのきさらぎの望月の頃

かく詠みたりしを、をかしく見たまへしほどに、つひにきさらぎ十六日、望日(もちのひ)
をはりとげけること、いとあはれにありがたく覚えて、物に書きつけ侍る。

  
佐久市の「ソメイヨシノ」は、ようやく、つぼみが膨らんでいました。
明日は冬に逆戻りとか、天気予報に「雪だるまマーク」が出ました。氷点下6度に冷えむそうです。花には、気の毒なことです。