「桜吹雪」が舞い始めました。

長持ちしていた「ソメイヨシノ」の花も、強い風に吹かれて、とうとう散り始めました。
昨日に続いて野良仕事…。朝から、畑の片付けと排水溝の泥すくいです。暑からず寒からず、長閑な陽気です。ウグイスの「ホーホケキョ」が聞こえてきます。どこに居るんでしょう?まるで姿は見えません。
近くのハウスの中には、早くも稲の苗が、緑色に透けて見えています。
夕方になってから、奥の田・休耕田にも足を伸ばしてみました。
夕暮れの浅間山は、山肌には、残雪も少なく濃い藍色です。
春と言うよりは、早くも、初夏の気配が感じられます。
周りの田んぼは、冬の初めに田打ちをされたまま…あと一ヶ月のお休みです。

里山には、「コブシ」の白い花だけが、ぽーっと光って見えます。
遠目には、確かに桜の花のように見えます。賢治童話、「なめとこ山の熊」に、「ひきざくら」で登場すること、また、「田打ち桜」の名で呼ばれることが、実感されます。
山桜(佐久地方では「カスミザクラ」)は、まだ蕾です。里山に咲く景色が、楽しみです。

休耕田には、「タネツケ(種漬け)バナ」の花が、田んぼ一面に、白い花を咲かせています。
今では、従来型の苗代を見かけることはありません。この白い花が、苗代作りの時期を物語っているのですが…。
アブラナ科、純白の十字花が、清楚で可愛らしいです。







 
野良仕事を終えての帰り道…。鼻顔(はなづら)橋の上から眺めました。
鼻顔稲荷神社(懸崖造り)が、夕日を受けています。ソメイヨシノ」の花が満開です。湯川の上には、たくさんの鯉幟が泳いでします。

「弥生七日」のお月様が、天頂にかかりました。
風が止み放射冷却…。明朝は、「霜」注意報が出ました。サクラにも、寒い朝になります。