10時頃まで大雨、45.5ミリ。その後からりと晴れました。

今朝も雨音で目が覚めました。台風9号の被害が、まだ復旧しないうちに…。
「賢治を読む会」で、佐久市立中央図書館へ出かけると、画像、玄関先の「賢治のギンドロ」が、枝を大きく下ろされていました。

台風9号の大雨・暴風のために、木全体が45度も傾いてしまい、来館者への安全対策で処置したとのことです。更にきちんと整枝されて、立派な木・シンボルになることを願っています。
この「ギンドロ」は、10年ほど前、岩手県「黒沢尻南高等学校」を訪れた際に、「賢治ゆかりのギンドロ大木」のひこばえを戴いてきて植えたものです。
その本元のギンドロは、数年前に倒れました。
倒れる前年でしたか、訪れた際に仰ぎ見たその大木の姿が、今も目蓋に浮かんできます。
黒沢尻南高校は、現在、「北上翔南高校」になり、校舎も別の場所に移っています。「ギンドロ」の若木が移植され、大切に育てられているという情報・写真も戴きました。
例会では、「フランドン農学校の豚後半を読みました。農学校で飼育された豚が、「死亡承諾書」に爪印を押すことを強要され、屠殺される過程が、悲壮・過激に描かれます。
読んだ後、この作品の今日的意義として、「身体の決定権・所有権は誰のものか?」「臓器移植に関わる脳死問題」などが話題になりました。深刻な問題ながら、「ドナーカード」の所持」、「献体」にまで…切実な話が出されました。
館外に出ると、目映い日差しでした。

画像、ネムノキ(合歓の木)」に、実(豆)が大きくなっています。

脇を見ると、先日の暴風で倒れかかったホオズキ」が、赤い実を見せています。
これも、秋の風情です。ミンミンゼミが、元気に鳴いています。

今日は、旧暦の葉月二日
午後にからりと晴れたので、「二日月」を期待しました。残念、山の端に雲が出てしまいました。