夏の鉢花も、精一杯咲いています。

yatsugatake2007-10-17

軒下に取り込んだ「キャッツテール」の花に、秋の淡い日が斜めに差しています。後ろに、花筒が長い「フクシャ」の花も見えています。
トウダイグサ科多年草で、インドに自生します。花穂は、美しい紅色で、猫の尾を思わせる形と手触りが名の由来です。
意外に寒さに強く、昨年の株を植え替えて、春以来ずっと育てているものです。
「アカリファ」と、属名で呼ばれることもあります。草本、または木本、熱帯から亜熱帯にかけて約300種が分布しています。

これから、秋の北信濃へ出かけます。
お目当ては、秋、紅葉に映える「米子大瀑布」です。
生まれ故郷の地でもあり、楽しみです。泊まりは、「山田温泉」です。仲間との、積もる話も楽しみです。

一行10名は、最寄りの駐車場にタクシーで着きました。山は、紅葉が始まっています。例年よりやや遅れているようですが…。曇り空、このような天気が、紅葉を観るのに適しています。
いよいよ山道を登り、標高1500メートルの滝の下に向かいます。約800メートルの道のりです。山道は、カツラの黄葉が落ちてしっとりとしています。はるか下、川のせせらぎを聞きながら、一歩一歩足を踏みしめて登ります。
途中、「米子不動尊奥の院に詣でて、安全を祈願しました。

説明版のとおり、「四阿(あずまや)火山カルデラの断崖を流れ落ちる大瀑布です。日本の滝百選に選ばれた名瀑。二条の滝が並び落ちています。

右の画像は、「不動滝」です。
古くから、修験者の「みそぎの場」として知られています。
近くまで、滝の水しぶきが飛んできます。柱状節理が、途中から欠け落ちています。大迫力に圧倒されながら、当番が持参の「おやき」を戴きました。








左の画像は、「権現滝」です。
こちらの滝は、近くまで寄れません。
まっすぐに滝壺に流れ落ちているようです。
対岸の台地に出て、両方の滝を望みました。
江戸時代から、昭和35年まで、硫黄などを産出する「米子鉱山」があり。全盛期には1500人も、生活していました。
分教場の跡地もありました。
索道が設置され須坂駅まで、鉱石を運んでいました。当時は、「てっさく(鉄索)」と呼んでいました。
今は、全てがとり払われました。
終戦まで仁礼村本村(現在、須坂市)に生まれ過ごした私は、その場に立って当時を偲びました。
画像は、紅葉の始まった鉱山跡地付近の山です。

長い急な下り道を、足元に気をつけながら、駐車場まで下りました。
ホテルに着いて早速、150段下まで下りて「露天風呂」、疲れを癒しました。
宴会は、お決まりの無礼講…。3時間を超える楽しい時間でした。