旧暦、九月晦日(つごもり)。秋が深まります。

今朝、5時の気温が0.1度。木の葉も落ちて、だいぶ寂しくなりました。お隣の軽井沢では、氷点下を記録したようです。冬の到来を実感させます。
穏やかに日が差し始めた頃、園庭から元気な声が聞こえてきました。
「十日夜(とおかんや)、十日夜、夕飯喰ったら、ぶったたけー。」
恒例の、年中行事「十日夜(とおかんや)」です。今では、月遅れの11月10日に行われます。明日10日は土曜日なので、今日の実施となったようです。
藁鉄砲(わらでっぽう)を作り、地面を打ちたたく習わしです。この起源は、作物の収穫に感謝し、土手のモグラを追う…。お呪いのようなものと思われます。
園では、お餅つきして楽しんでいました。
日中は穏やかに晴れて、15度ほどになりました。そこで今日も、植物の冬越し準備を進めました。だいぶ能率が上がりました。
画像は、「ベニマンサク(紅満作)」です。
別名が、そのものずばり、「マルバノキ(丸葉の木)」。紅葉の美しさでは、定評があります。

紅葉は、やや盛りを過ぎてしまいました。葉の付け根を見てください。5ミリほどの小さな花が咲いています。

葉の付け根に近寄って、花を撮りました。
花は、奇妙な形をしています。
ブリタニカ辞書から、花の説明を引用します。
〜晩秋の頃、葉腋に短い柄を出し、その先に背中合わせに接着した2個の花をつける。特異な臭気がある。5個の花弁は細長く先端は糸状に伸びて暗紅色、星形に開出する。〜
花の特異な臭気については、気づきませんでした。背中合わせの花も観察不足です。明日、改めて観察してみます。

夕方、西の空に筋状の雲が出ました。
(16:25)

日の入り・夕日に染まる雲、家のシルエットが見事でした。
(16:25)