「近江路」の旅第1日。長浜の街、彦根城…。

彦根城入り口の「アフチ(楝)」

近江路を訪れるのは、初めてです。
琵琶湖の自然に触れ、歴史の街をじっくりと散策しようという内容です。昨年より20日も早い「梅雨入り」で、雨が心配ですが…。でも、ほこりを洗われた木々の緑、湖水をわたる風…。しみじみ味わうには、ぴったりの空模様です。
「長浜」は、秀吉公が初めて城を建て、城下に楽市楽座を取り入れ、商業都市の基礎を築きました。
昼食後、「長浜まち歩きMAP」を手に、ボランティアガイドの説明を聞きながら、歴史のある街を散策しました。黒壁ガラス館、曳山ためのの建物など…、印象深いものでした。
次に、「彦根城を訪れました。

にわか雨が降り、傘の世話になりました。入り口にあった珍しい木、「アフチ(楝・樗)」です。薄紫色の花をつけていたので、よくわかりました。

この木はニガキ科の高木で、「霊木」とされています。
兼好法師の「徒然草」第四十一段、「賀茂の競べ馬」を見る件に、登場しています。
天守に登り、往時を偲びました。伊吹山など、遠い山は雲に包まれてしまいました。
いただいた『解説リーフレットより、「天守(国宝)」を、引用・紹介します。
いくつもの屋根様式を巧みに組み合わせた美しい曲線の調和をみせ、どっしりとした牛蒡積と呼ばれる石垣の上に三層三階の天守がそびえている。京極高次が築いた大津城から移築されたといわれ、慶長十二年(1607)頃に完成した。天守の中に入れば、通柱をさけた造りや隠狭間など内部の細かな構造が見学できる。昭和27年国宝に指定され、姫路・松本・犬山城とともに国宝四城の一つである。宿泊のホテルは、湖水の西側、「びわこ温泉(昔の雄琴)」です。
温泉がよく、宴会も楽しいものでした。