野辺山高原で、「ヤマナシ(山梨)」の実を拾いました。

「ヤクシマシャクナゲ」の白い葉(21

冷んやりした空気が、秋の到来を実感させます。
6時に16.4度。
画像、「ヤクシマシャクナゲ」の葉の表面が、白く見えます。
霜でも降りたのかと、錯覚しました。
それと、青空には羊雲が広がって、目に鮮やかです。
昨夜、「文月二十日の残月」が空高く白く浮かんでいます。(6:28)

これからが空気が澄む秋、美しいお月さまを愛でたいと期待しています。
「賢治を読む会」9月例会がありました。
稔りの秋、テキストを読む前に、宮沢賢治の奨励した「陸羽132号」や稲作について、話題にしました。
今も、「賢治米」として栽培されています。東北農業研究センターのウェブサイトには、「〜交配を使って育成された日本で初めての優良品種、〜陸羽132号の血は、コシヒカリササニシキをはじめ、アキタコマチ、ヒトメボレ、…全国の主要な品種に受け継がれています。」とありました。
神秘的な稲の開花や、温暖化による稲作への影響、飼料米など…、稲作農家の会員の話を聞いて、大いに関心を高めました。
テキストは、「北守将軍と三人兄弟の医者」を読みました。
「この「発表形」と呼ばれるものまで、10年余の歳がかけられている。それだけに、作者の愛着と執念もこめられて、完成度が高くユーモラスでかつ濃密な作品に仕上げられている。〜」と、解説にあるように楽しく読みました。また、作中の軍歌「みそかの晩と…」が、『唐詩選』の詩を踏まえたものであったこと、そして、「いわゆる「訳詩」の感覚からは到底生まれないようなあざやかな詩句に原詩が転位され展開していく、創造的意訳といえよう。」という指摘も、十分に納得できて感心しました。

今年も、会員が栽培・生産した「トルコキキョウ」の切り花を、いただきました。
天候不順のために、草丈が伸びず必ずしも満足な出来ではないとのことです。
感謝するとともに、生産農家のご苦労を思いました。


午後、思い立って「ヤマナシ(山梨)」の実を見に、野辺山高原に出かけました。
昼最中、標高1300メートル、峠の登り口で16度の表示…。
国道脇の「ヤマナシ」の木の近くに車を止めました。
辺りを探して、実を10個ほど拾いました。ほのかな甘い香りがしました。
ヤマナシの木は、車の排気ガスと大型トラクターに踏み固められて、弱っているように見えました。
今日は日照が少なく、佐久市の気温は、12時に22.4度
明朝は、気温が一気に10度ほどに下がると、予報が出ています。