「陸羽132号」を刈り取りました。

稔りの秋、佐久の穀倉、「野沢田んぼ」

二十四節気寒露(かんろ)」の朝は、暦どおりの冷え込みになりました。朝のうちの濃霧注意報…、天気予報は「秋晴れ」を告げています。
今日は、親しみを込めて呼ばれる、「賢治米(けんじまい)・陸羽132号」の稲刈りです。
手刈り経験は大昔…、半世紀以上も前に使った稲刈り鎌を持って、参加しました。画像、稔りの秋真っ盛り、佐久の穀倉・野沢田んぼです。
賢治を読む会でお願いし、国際支援米栽培農家の田んぼで育てていただきました。
重く垂れた稲穂を実際に目の前にすると、賢治さんの生きざまが偲ばれ、感無量でした。

「陸羽132号」は、冷害に強い品種として賢治が奨励した稲です。かつては、佐久地方でも作付けされました。栽培された農家のお話では、6月中旬と、遅い田植えにもかかわらず、稔りの時期は挽回してしまったと、びっくりしたそうです。
はぜ掛けをすると、稲穂が地面につく程の草丈です。メジャーをあてると、1メートル18センチ長、大豊作でした。

別の田んぼ「国際協力田」では、30名ほどが参加しての稲刈りです。
 
稲刈り作業が終わった後、近くの公民館会場で心のこもった手作りのお昼を、私どもも一緒にいただきました。更に、「おやじバンド」の演奏を楽しみ、3時を回ってお開きになりました。
貴重な体験をさせていただいた皆様方に、心より感謝します。11月の収穫祭が、また楽しみです。

今夜は、待望の「十三夜」の名月です。
「十三夜」の名月は、「豆名月」とか「栗名月」とも呼ばれます。「中秋の名月」が「芋名月」と呼ばれることに合わせた、呼び名です。
そこで、「丹波の黒豆の枝豆」と「サトイモ(里芋)」、それに「ススキ」と「ワレモコウ(吾亦紅)」を、田んぼで採りました。
野良に居た5時を回った頃から、東の空に昇りました。
急いで帰宅してお供えをして、「十三夜」の名月を観賞しました。(17:15)