朝6時頃に目覚め、ラジオのスイッチを入れました。
「国際宇宙ステーション…、そろそろ見える時刻か…寒くないようにして…。」のアナウンスに、ハッと我に返りました。
6時03分…、この時刻は、朝のことだったのです。恥ずかしながら、夕方の時刻と思い込んでいたのです。
これは、大変。大忙し…。三脚にカメラをねじ込み、それを抱えて、まだ暗い中を、隣の空き地に急ぎました。ありがたいことに、さほど寒くありません。
「国際宇宙ステーション(ISS)」の飛行コースは、北西の空から現れて南東方向に沈むはずです。
すぐに、標準レンズを18ミリの広角にし、手探りでピントを無限大にして、45度ほどの高さに向けました。
6時5分ころ、空全体に目を凝らしていると、北側の樹間に明るい光が…。来た!! 時間通りだ。
カメラの向きを少し変えて、光跡が高く移動したところで、BALBシャッターを押しました。
飛行高度が意外に高く、画像の最上部だけにわずかに写りました。
「こぐま座」と「北極星」、「りゅう座」が撮れています。これは、想定外です。
わずかに白みがかってきた東の空を、ゆっくりと飛行していきます。
飛行の高度は、70〜80度、ほぼ頭上を飛行していきました。
この星図を見ると、「こぐま座」「りゅう座」の頭上を通ったことが分かります。
今現在、野口聡一さんも搭乗している「国際宇宙ステーション」…。
その実物を今実際に見上げているのです。まるで、夢のような不思議な感じでした。
今朝は、偶然にラジオを聞いていたおかげでセーフ。でも、準備不足は歴然、写真は満足できません。北の星空が撮れたことは、嬉しかったです。
また、チャンスに試みるつもりです。