午後、冷たい「秋雨」になりました。

今を盛りと咲く、「シュウカイドウ(秋

ラジオは、「佐久地方に濃霧注意報…。」と、いつものような朝のお天気です。
台所で湯を沸かし朝茶の用意をしていると、テレビが、芭蕉の句を紹介しながら「シュウカイドウ(秋海棠)」の花の色を「西瓜」の色と似ている…と、話題にしているようです。
画像、外に出て「シュウカイドウ」の様子を観ました。家の周りで、今を盛りと咲いています。早くから咲いていた雄花の他に、下方に「雌花」が見られます。

テレビで放映された「芭蕉」の句を『週刊 日本の歳時記』で調べてみました。しっかり記載がありました。片山由美子さんの解説文を、一部引用します。
中国原産の多年草で、江戸時代に日本へ入ってきた。〜茎がいくつもに節をなし、その部分が赤い。初秋に雌雄別々の花を同じ株につけるが、雄花の方が多い。艶やかな花の色が春に咲く「カイドウ(海棠)」の花を思わせるところから「秋海棠」の名がついたが、種類はまったく異なり、植物分類からはベゴニアの仲間である。花は薄紅色で、芭蕉は「秋海棠西瓜(すいか)の色に咲(さき)にけり」というあっけらかんとした句を残している。西瓜が渡来したのは十六世紀。その色といえばすぐにわかったのでろう。〜
花の爽やかな色合いを、西瓜の果肉の色に見立てた感性・連想は、さすがに素晴らしい…。
「瓔珞草(ようらくそう)」とも呼ばれ、艶やかな花でもあります。

うす日が差し始めた中、「ギンセンカ(銀銭花)」の実が完熟していました。
雪洞(ぼんぼり)のような実の中に、種子が黒く透けて見えます。
そろそろ種子を集めておくことにします。






葉が、西瓜のそれによく似ていると言われます。
改めて見ると、ほんとにそっくりです。

午後4時前に出て、野良回り…。
そろそろ稲刈りの準備が始まっています。近くの農家のお話では、例年より10日はど早まっているとか…。
三日ほど前から、用水の水が落とされました。
ラズベリー」を摘んでいると、雨がぽつぽつと降り始めました。
畑では、この涼しさで「ダイコン(大根)」が順調でした。

夜になっても降り続き、雨量は予報より多く冷たい雨になりました。