「プリムラ・シネンシス」が咲きました。

「プリムラ・シネンシス」が開花。(2

今朝も、氷点下二桁ほどまで冷え込みました。
(夕刊:佐久市6時 氷点下9.1度)
部屋に取り込んだ鉢花の様子を見て回ると、画像、プリムラ・シネンシス」の花が咲いていました。
鉢がかげに置いてあるので、今まで気づかないでいました。
シネンシスとは中国のという意味で、中国原産。
サクラソウ科の越年草(一年草で、寒さには意外に強いのです。

ピンクの花もあるようですが、やっぱりこの白色の花がいいです。
今日は、「佐久・賢治を読む会」の1月例会。創立、満30年、今日から31年目が始まる記念すべき例会です。
謹賀、辛卯(かのとう)年。
シャカ前世の物語、「ジャータカ」の、「月のウサギ」を紹介しました。
テキストは、手紙四を読みました。解説によると、妹を喪った「チュンセ」、この手紙をだすように云いつけた「あるひと」、話者であり手紙の差出人である「私」の三者が登場する文章。「私」は、チュンセという個の体験を語ることによって、受取人たる「あなたがた」を、「あるひと」の普遍の知に導く役割を担った独白の存在である。〜手紙を出すという行動が「ナムサダルマプフンダリカサスートラ」への道として信じられたということは、賢治において「文学表現という行為の上に妹トシの死をめぐる自身の内的矛盾を止揚し自己救済する道が見い出された。

畑山博:『わが心の宮沢賢治に興味深い記述がありました。
死、このオズマ波への返信 ー 永訣の朝
賢治語の中での「雪」と「みぞれ」という言葉の意味を、私は単なる冷えた上空の雲から落ちてくる結晶だとは捉えていない。賢治がそんなふうに考えていたはずがない。
雪やみぞれは、成層圏などと呼ばれる部分よりはるかに遠い銀河の彼方から落ちてくる。〜
その雪の長旅の最後の清らかさを、人の死の旅立ちと交叉させたことで、この詩は天と交響する。〜
雪の中に立ち過ぎると、人は、降る雪に逆らって、しだいにわが身が軽くなり、上昇してゆくようなふしぎな感覚に閉じ込められて行く。
そんな思いを、賢治もまた幾度となく体験していたにちがいない。

(以下略)
自分の体験を、これらの解説内容に重ねて話題に、自由に話し合いました。

今日、「十二月九日」のお月さまは、「上弦」
5時をまわる頃には、天頂にかかりました。(17:05)