例年、4月半ばの日曜日は、「駒場公園探鳥会」。
月例会を欠席することが多くなったが、4月だけは欠かさないことにしている。長引いていた風邪もようやく、治ったようなので、腰を上げました。
集合場所の駐車場に立つと、寒いほどです。辺りのトチノキやトウカエデなどの木は、まだ裸木です。
画像、「カツラ」の枝に赤い花が見えています。近寄って観ると、雌木の雌花です。カツラの花も、例年より数日は遅れているようです。
20数名の参加で始まりました。この時期は、冬鳥が去り夏鳥が訪れる…。今日の探鳥会では、両方の野鳥に出会えるかもしれない、乞うご期待だ。
でも、いつものコースを歩き始めても出現する鳥は多くなく、春が遅れているようです。ウグイスは、まだ歌い始めたばかり、キビタキやオオルリは期待外れでした。
牧場の桜・ソメイヨシノはまだ蕾のままです。浅間山の残雪は、1尾の「鯉の滝登り」…。
崖下の日だまりには、桜が咲き始めていました。「エドヒガン」と思われました。
それでも、昨年に観た「ニホンタンポポ」や、「オランダフウロ」などの植物にも出会えてほっとしました。
例年、お花見で賑わう長野牧場も、ソメイヨシノはまだ蕾…。開花は、10日ほど遅れているようです。
30分ほど早く11時半には、まとめの「鳥合わせ」になりました。
アオサギ、オシドリ、カルガモ、コガモ、トビ、キジ、アカゲラ、コゲラ、ヒバリ、ツバメ、キセキッレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、ヒヨドリ、モズ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、シジュウカラ、ホオジロ、カシラダカ、カワラヒワ、シメ、スズメ、ムクドリ、カケス、ハシブトガラス、ハシボソガラス、エナガ、アオジ、メジロ、ヒガラ、チョウゲンボウ。
トータル35種でした。このうち、姿を確認できたのは半数、声を聞いた種を加えても25種。残念、10種ほどは、見ることも聞くこともできませんでした。
午後は、ほんとうに久しぶりに野良回りをしました。
土も乾いて、あちこちで農作業が始まっています。
意外にも、ホウレンソウが厳寒に耐えて、冬を越していました。薹立ちが始まり蕾も現れました。
お浸しで美味しくいただきました。
午後になって、全天が曇りました。
雲を透かして、「弥生十五日」のお月さまが見えました。
(20:57)