雨に洗われて、「若葉」が鮮やかに…。

雨に濡れた「ヤクシマシャクナゲ(屋久

雨は、予想外にも夜通し降り続きました。
空き缶の回収日で、ステーションに出す頃には小降りになり、朝のうちに上がりました。
画像、雨に濡れた「ヤクシマシャクナゲ屋久島石楠花)」で、我が家のシャクナゲ(石楠花)では、最終の出番です。樹形はコンパクト、蕾のピンクと花びらの白色とのコントラストが絶妙です。初々しさが身上のお気に入りです。


「パーシーワイズマン」の花びらがクリーム色に変わり、最終の美しさを見せています。
この花は、ヤクシマシャクナゲを親に改良された園芸種なので、初々しさはやはり健在です。
今年は凍害を受け、残念でした。来年こそ、また素晴らしい花を見せてくれることを願っています。
若葉が雨に洗われて、いっそう鮮やかです。
里山の樹、「コナラ(小楢)」…。「どんぐり」を播いておいたら芽生えました。この若葉も、初々しさでは負けません。

よく観ると、若葉はだいぶ虫に狙われているようです。
万葉集』の歌を思い出します。
下毛野(しもつけの) 美可母(みかも)の山の 小楢のす
ま麗(ぐわ)し児(こ)ろは 誰(た)が笥(け)か持たむ

意味は、下野の三毳山のコナラの若葉のごとくに美しい少女は、いったい誰と所帯をもつのかなあ。です。
栃木県佐野市の山の麓で、文学碑を見ました。東北自動車道の佐野SAでも紹介されています。
憧れの少女を植物の若葉に重ねてみるとは、万葉時代の若者の感性は素晴らしい…。感心することしきりです。