落ち葉の季節になりました。

斑入り、ウラハグサ(裏葉草)の紅葉。

朝、3時台に目が覚めました。ラジオから「人生の並木道」…、ディック・ミネの歌声が流れてきました。
昨夜、「ラジオ深夜便」の番組を耳にしたことが、意識に残っていたのかも知れません。でも、島倉千代子の歌声は全部聞くことなく、ぼんやりしてしまいました。
新聞を取りに出ると、どんより曇り空…。月の在り処もわかりません。かなり冷え込んでいます。(夕刊、佐久市6時の気温は、5.2度)こうして、草木の紅葉が一段と進みます。
画像、「斑入り、ウラハグサ(裏葉草)」の紅葉の始まりです。

深夜便を聞きたかったのは4時台の番組、王敏(ワンミン)さんの「明日への言葉」(第1回)でした。
タイトルは「日本へ、宮沢賢治がかけた橋」。
雨ニモマケズ」が、被災地の皆さん方の励ましになっていることについて、その解釈を語っていました。賢治の生きた時代に、同じ地域に多くの自然災害に見まわれた。賢治は、「大自然の中では人間は小さな存在であること…。」を身をもって知り、「人間のあるべき姿」を追求し続けた。その原風景とも言えることに、被災地の皆さんは、共鳴・共感し、本能的に受け止めている…。
今日は、10月のFm放送日。
紅葉も美しい「ホウキグサ(箒草)」のタイトルでお話ししました。
     
(1)昔から重宝された「草箒」の材料。
   アカザ科ホウキグサ属の1年草。
   江戸時代には、生垣、草箒の材料、食用など。
   近年は、園芸植物。「ハナホウキギ」。
(2)美しい、夏の草姿と秋の紅葉。
   学名:Kochia scoparia(箒状の)
  ◯宮沢賢治は、属名:Kochia(コキア)の名で花壇に植栽。
  ◯ひたち海浜公園 群植・紅葉が有名。
(3)果実は、「陸・畑のキャビア」。
   飢饉に瀕した米代川流域の住民が、工夫して食品に加工。
   現在は、秋田の特産品。和製キャビア・「とんぶり」
   唐から来た「ぶりこ(ハタハタの卵」)が転じた名。
(4)漢方では、「地膚子(ちぶし)」
   薬効は、強壮や利尿。
(5)晩夏、「ははきぎ(帚木)」。
   帚木の四五本同じ形かな 正岡子規
   その形すでに整ひ箒草 佐藤冨士夫
   花言葉:私はあなたに打ちあけます。
   信濃の国の歌に、尋ねまほしき園原や…
    遠くからは、箒のように見えた帚木 実際は檜(ひのき)
今日は、日差しが殆どなく、冷たい風が吹きつけました。
紅葉した柿の葉も、だいぶ落ちました。秋が一段と深まります。