原村から茅野市方面へ…。

「ダンコウバイ」?の黄葉。(23.1

二日目の朝、雲はありますが天気はよさそうです。
昨日から二十四節気の「霜降(そうこう)」…。原村は八ヶ岳山麓の高冷地…。にもかかわらず霜は降りませんでした。
画像は、「八ケ岳美術館」の樹木の黄葉です。樹形と色具合から「ダンコウバイ」かも知れません。
こうして、確実に秋は深まっています。
高いモミ(樅)の木は、細長い独特な形の松ぼっくりをたくさん下げています。その松ぼっくりは「ポッポ時計」の錘(おもり)のモデルとか…。
メルヘンチックな感じがします。と同時に、御柱(おんばしら)用の樹種であることも、興味深いことです。

二日目は、宿舎の近くの「八ケ岳美術館」の見学から始まりました。

入り口を飾る、ブロンズ像「みどりのリズム」です。
どこかで見覚えがあるなーと思っていたら、上野公園にあるそうです。納得しました。
この美術館は、原村出身の清水多嘉示の彫刻を展示しています。ロダンの弟子ブルデルに師事した彫刻家です。館内の柔らかい照明が、彫刻の冷たさを和らげていました。
佐久市駒場公園に、彼の「野外彫刻」があるので一気に親しみが増しました。
同館で、開催・展示されている「あんぎん・カジの木展」(古の素材と織物)も、興味深く見学しました。あんぎんの素材は、カラムシ(苧麻)です。家で栽培しているものを大事にする気持ちを強くしました。
続いて、諏訪大社・上社の御柱を辿りました。八ヶ岳実践学校内を通りぬけ、長峰地区の「木落とし坂」に立ちました。まさに圧巻です。
  

下に降りて、「宮川の川渡し」の場に立ちました。
四月、雪が混じることもある冷水を渡る…、思わず身震いしました。
川渡しの意味は、やっぱり「宮川」で身を清めるのだそうです。
御柱の綱置き場(出発地)から、諏訪大社・上社まで、10キロ以上…。この道程を引張る情熱、エネルギーの凄さはどこから齎されるのでしょう?諏訪人にならなければ、眞の理解はできないのかも知れません。

この勇壮なお祭りを、一度でいいかから目の当たりにしたいものです。
次の「御柱祭」が最後のチャンスか…。
諏訪大社前宮」を訪れました。「前宮」
は初めてのことです。本宮は、何度も訪れていますが…。
位置関係の前後とばかり思い込んでいましたが、説明板を読んで、時の前後であると、改めて認識しました。
入り口に、神紋の穀(かじ)の木がありました。


最後に、「茅野市神長官守矢資料館」を見学しました。
リーフレットに「諏訪の古き歴史を解き明かす」とあるように、興味深い内容でした。

白樺湖を越えて、3時頃に帰宅しました。すぐに着ていたシャツなど洗濯をしました。

風が強くなり、明日から寒くなる予報です。急いで、柿の実を採りました。


夜が更けて、気温がグングン下がってきています。
明朝は、霜が降りそうです。