昨日、ちょっぴり春の気配が感じられました。ところがまた、厳しい寒さが戻りました。朝の気温は、さほど低くないのですが、日中の気温が上がりません。予想最高気温は、2度(マイナス3度)です。午前中は、日差しがなく氷点下のままの底冷えでした。
画像、ツグミ(鶫)です。屋根の上で辺りを見回しています。
ウメモドキの実がすっかりなくなり、餌とりには難渋しているようです。
地面に降りて、干からびた柿の実を啄んでいます。
こう見ると、かなりの保護色ですね。弱い生き物ですから…。
今日はFm放送日、佐久平の局へ出かけました。
猫の尾…「ネコヤナギ(猫柳)」
(1)川辺に多いヤナギ科落葉低木。
佐久地方では、繭玉をさす枝としてお馴染みの木。
(2)美しい、尾状花序(花穂)。
雌雄異株の低木。
雄花が美しい。赤色をした花粉袋。
『枕草子』に、「まゆにこもりたるはをかし」
(3)生活に密着したさまざまな効用。
材は薪炭木。護岸、土砂止め。
庭園や公園の植栽。盆栽、寄植え。
欠かすことのできない、生花材料。
早春の風物詩、星野富弘さん「花の詩画集」。
(4)万葉集に、川楊(かはやぎ)四首。
山の際(ま)に雪は降りつつ しかすがに
この川楊は萌えにけるかも (作者未詳)
◯ 石川啄木の短歌(『一握の砂』
やはらかに柳あをめる北上の
岸辺目に見ゆ泣けとごとくに
◯ 俳句、季語は初春。
猫柳高嶺は雪をあらたにす (山口誓子)
ときをりの水のささやき猫柳 (中村汀女)
猫やなぎ子供が挿して咲きにけり (冨安風生)
猫柳薪(たきぎ)の上に折られあり (高浜虚子)
◯ 花言葉:自由 思いのまま 努力が報われる
今日のアメダス表示、最高気温は1.9度(16時)。
午後、日差しがあり、かろうじて「真冬日」はのがれました。
明日は、また冬型が強まり、厳しい寒さになるようです。