挿し芽の「川楊(やなぎ)」が活着…。

「見守り観音堂建立の会」代表・増田友

どんより曇り空、天気が変わる兆しです。
週末に向けて、寒気の流入による「寒の戻り」が報じられました。
アメダス、最低気温は氷点下2.1度(5:20)、日中の日差しは期待できません。
昨夜、NHK長野・お便りマイビデオで、佐久市の中沢裕さん制作:「見守り観音堂建立」が放映されました。
佐久市在住・ご住職の増田友厚さんが代表をつとめ、被災地石巻に建立されたのです。

先日、船村徹の歌番組で放映((28.3.15)された、東北、福島県いわきの「塩屋岬」を思い出します。


「塩屋崎灯台」「乱れ髪の碑」に、また訪れたいたいです。
今日は通院日、完全冬支度・オーバーコートに身を包み、自転車を走らせました。
予約時刻を超えての長い待ち時間、持参した文庫本『園芸家の十二ヶ月』に目を走らせました。
3月の部に、興味深い記述がありました。
〜毎年、春になると、わしの記憶ではことしのような春はいままでなかった、と言う。寒いと、こんな寒い春には出あったことがない、と言う。
「いちど、こんなことがあったのを思い出すよ。もう六〇年も前のことだが、とても暖くってねえ、マリアの日(三月二十五日の聖母の御告の日)にスミレが咲いたっけ」
 それに反してまた暖かいと、こんな暖かい春は記憶にない、と言いはる。
「いちど、もう六〇年も前のことだったが、ヨゼフの日(三月十九日)にそりに乗ったことがあったっけ」
 要するに、これらの年寄りの物識りたちに言葉によってもわかるように、天候に関するかぎり、自然の猛威がわれわれの風土を支配しているのであって、これに対して、われわれは完全に手も足も出ないのだ。
 そうだ、まったく手も足も出ない。三月なかばだというのに凍った庭にまだ雪がつもっている。神よ、なにとぞ園芸家の花たちに憐れみをたれたまえ!
春に、樹木の芽ばえ一番は「柳・楊(やなぎ)」でしょう。
繭玉を吊るした川楊(かわやなぎ)の枝は、外に冬中放置されていました。
枯れた様子が見られないので、試しに水に挿しておいたら、なんと発根しました。

しばらくすると、若葉が萌え出しました。

この生命力の強さには脱帽…、昔、田んぼの苗代に挿して、その生命力に肖った?
「ピンクネコヤナギ」花は満開、新芽を伸ばし始めました。

アメダス、最高気温は11.7度(12:50)。
一日中、曇ったまま、「如月十五日」のお月さま・望(満月)は、残念、あきらめました。
夜になって、とうとう雨・雪が舞い始めました。