「佐久・賢治を読む会」、3月、まとめの会。

会場玄関の盛花。(24.3.14)

早朝4時前の空は曇っていて、わずかな月明かりから「月の在り処」が分かるほどでした。アメダスによると最低気温は5.7度(5時)と、表示されました。予想最高気温は、4度と昨日並みです。
今日は「賢治を読む会」の3月例会。昼食会を兼ね、会場を移しての開催です。画像、玄関の盛花です。ストックやアルストロメリア、猫柳などが春を感じさせます。会場の大広間には、山茱萸や百合の花が飾れれていました。

今日は、旧暦二月二十二日。いつものように、旧暦の話から始めました。
西行法師の短歌、「願わくば〜そのきさらぎの望月のころ。」その願いどおり、二月十五日・釈迦入滅の日、その翌日に西行は亡くなりました。釈迦入滅の日・涅槃会に合わせ、西行とされているそうです。
大河ドラマ、「平清盛」に登場する北面の武士・「佐藤義清」が出家して世捨て人となった人物…。その人物こそ、西行法師その人であることもお話しました。束稲山を訪れ、桜を愛でたこと。そのゆかりの地を訪ねた研修の旅も思い出しました。
会員による文集、『ひきざくら第三集』が昨年3月に出版されました。直後に、東日本大震災が起きましたので、記念の会を遠慮して参りました。1年を経た本日、改めて、出版記念の会としました。
記念公演・語りの会。講師をお招きしました。

演目は、宮沢賢治の「どんぐりと山猫」、一同は囲炉裏の周りに座っているようにして、じっと聴き入りました。
輪読や朗読とは違う、臨場感に想像が広がりました。
参会者からは、「動画を視聴している感じ…」…、感想が次々に述べられました。
市立図書館では、語りの会・「語りのおもてなし」が、第4土曜日に開催されています。
昼食会でお寿司をいただき、楽しい会も、2時前にはお開きとなりました。
帰宅すると、「福寿草」の花が春の日を浴びで開いていました。「ワサビ菜」が伸びたので、浅漬にしました。
 
夕刊を取りに出ると、今夜も「木星と金星」が仲良く並んでいました。

今夜の地震佐久市は震度2でした。それでも、やっぱり不気味でした。