遅ればせ…、「種ジャガイモ」を植え付けました。

花びらが水平にまで開いた「片栗」。(2

今日は、二十四節気清明」の最終日です。
暦にふさわしく、「春のそよ風」が吹いて清々しい朝です。寒さはまるで感じません。アメダス、最低気温は7.8度(5時)でした。
画像、薄日を浴びて「カタクリ(片栗)」が、花びらを水平にまで開きました。

しばらくして、花びらが完全に反り返り、風に揺れています。
よく観ると、つくづく不思議な花のつくりだと感じられます。
写っていませんが、花びらの内側にw字型の「蜜標」があって、昆虫類を呼び寄せるのです。
垂れ下がった雄しべと雌しべの柱頭…。実にうまくできています。
花びらが反り返るのも、花に有利な戦略かと思われます。葉の斑模様も意味があるのでしょうか…、奇妙な感じです。
紫色の斑を、宮沢賢治は詩にも詠んでいます。


暖かいので、ついつい庭仕事を始めてしまいました。スナップエンドウの苗を定植したり、鉢類を植え替えたり、片づけたり…。ビニールハウスから、「サツキ(皐月)」の鉢を外に出しました。
クルミ(胡桃)の枝に、葉柄が落ちた痕跡(あとかた)が見られました。羊の顔のような、猿のような…。頬がほころびました。

午後には、懸案の「種ジャガイモ」を植え付けました。

一般に、ジャガイモの植え付けについては、「3月になったら1日も早くした方がよい。」と、言われます。
でも、厳寒の佐久地方はそうはいきません。農家では「4月の20日前に植えつけることがよい。」と、言われます。
今年は、例年より春が遅かったので、しばらく前に、種芋を二つ割りにして培養土を被せておきました。いわゆる「芽出し」をしておいたので、根がだいぶ伸びていました。

これで、いくらか早く発芽が期待できます。
品種は、例年の「キタアカリ」に、今年は「男爵」も加えました。出来具合を、比較観察していきます。
最高気温は、16.4度(12時)と、本格的な暖かさになりました。
夕方になって、冷たい風が吹き荒れました。