久しぶりの「お湿り」でした。

日照無く、閉じたままの「チューリップ

昨夜の9時ころに、雨が音を立てて降りました。日付が替わり、就寝中にも雨音が聞こえました。
久しぶりのお湿りで乾燥注意報も解除…、畑に植えつけた「ジャガイモ」も、一安心です。
朝も日差しがなく、降ったり止んだりで一日中雨模様です。
画像、チューリップの花弁は日差しがないので、開きません。(10:19)
「ハナカイドウ」の花が、艶かしく雨に濡れています。

地上には、カタクリ(片栗)」が結実し始めています。
開花してから、10日ほどでしょうか…。
スプリングエフェメラルの代表格・「片栗」の春は超特急で忙しいのです。

この緑の若い実に、宮沢賢治は魅せられました。
かたくりは
青き実となる
恋ごころ
風に吹かるゝ
五月の峡に。

写真・文集『イーハトーブ・ガーデン』に、著者の赤田秀子は、次のように書いています。
カタクリの花の可憐さだけでなく、葉の斑模様や花後の青い実
を捉えるところに、宮沢賢治の独自性がある
。〜
(以下略)
実が完熟して、種子ができることを願っています。
原種プリムラを殖やそうと、株分けして植えつけました。
今日の雨は、根付くための恵みの雨でした。

特に、八重咲きの「ベラリーナシリーズ」は、乞うご期待です。
雨は、午後には上がりました。トータル雨量は11.5ミリ、ありがたいお湿りでした。
夕方、卯月三日の三日月さま、残念、空に広がった雲に隠れてしまいました。