トマトも、よく生ります。

「文月十九日」の残月。(24.9.6)(4:17)

昨夜、8時頃のにわか雨は3ミリの雨量でした。
今朝、4時頃の空は晴れていました。
画像、
文月十九日」のお月さまは天頂に、東の空には「明けの明星」が輝いていました。(4:17)
ところが夜が明けると、空は一面に曇っています。この天気の変わりようには驚いてしまいます。これが、大気不安定のなせるわざなのでしょう。
今日の予想最高気温は31度(0度)、暑くなりそうです。
おかげで、「トマト」が豊作です。

カタログで取り寄せた「ろじゆたか」という品種で、1本を観察用に庭先で育てているものです。
順調に育って、実が赤く完熟しました。
トマトの生命力には感心しますが、1985年に開催の「つくば科学博」が思い出されます。水耕栽培によって、その生命力を最大限に生かせば、あのように成長するのです。茎の太さには圧倒されました。
野澤茂雄著:『トマトの巨木は何を語りたいか ハイポニカの科学・水気耕栽培』を改めて読んでみます。
宮沢賢治も、トマトを栽培し、大好物だったそうです。
宮澤賢治語彙辞典』から、一部を引用します。
〜明治・大正時代もそれほど普及はせず、野菜としてその果実が一般家庭の食卓に上るようになるのは昭和になってからである。特有の匂いのためと思われるが、賢治作品では早くから新鮮なイメージで多く登場する。賢治自身トマトを好んで食し、自ら栽培した。荒れ地や開墾地でもよく育つからでもあったろう。実の色は赤からピンク、白、そして、童[黄いろのトマト]もある。ポンテローザ、レッドチェリーは品種名である。(以下略)

畑で採ったものは、ずいぶん大きくてびっくり、重さを量ってみました。420gありました。
子どもの頃のトマトの印象は、形が大きく、味が濃くて匂いも強かった…。ピンク色のものは、格別にも大きくずっしりと重く、両手でやっと掴めるほどでした。
それに比べると、現代トマトがいかにも、やさしい味であることか…。
自然の恵み、完熟トマトをもうしばらくの間、味わいたいと思います。

今日は、予報通りお昼頃からお天気が急変しました。
強い風が吹いて、ムクゲの鉢が倒れました。
そのうちに雨が降り出しました。夕方までに、5ミリほどでした。日本海側の大雨に比べたらほんのわずかの量です。でも、水やりに出かける手間が省けてありがたかったです。
夕方、雨が上がったところで、裏道の除草をしました。
それに、雨のおかげで気温は上がらず、暑さが和らぎました。真夏日も免れました。
西空には夕焼け雲、明日もまだ暑いようです。(18:18)