「臘月三十日」・晦。小雨になりました。

早朝の「明けの明星・金星」。(26.1.30

計画通り、6時過ぎには目覚めました。
「臘月三十日」のお月さま、旧暦、今年最後の月を観ようとベランダに立ちました。
東の空には黒い雲が棚引いて、条件がよくありません。
昨朝、お月さまのわきに見えた「明けの明星・金星」が、空高くかかっています。(6:27)
お月さまは…、見えません。左下辺りに見えるはずですが…。

南に目をやると、「蓼科山の上空付近」が赤く染まっています。(6:33)
すでに、朝日を受けて輝いているようです。望遠レンズで、近寄ってみました。

日の出時刻が迫り、空は朝焼け雲が広がり、この時点でお月さまはあきらめました。(6:53)

日差しがない割には、気温が上がっています。
雨雲レーダー画像を見ても、佐久地方にはかかっていません。
お昼を過ぎて、ようやく雨が当たってきました。
午後は、1月のFm放送日、春一番に咲く、「桜草(プリムラ)」の仲間。を話しました。
(1)プリムス(最初の)が語源
サクラソウサクラソウ属の植物(学名)。北半球の温帯から寒帯に約500種が分布。
在来種、「サクラソウ」があり、欧米で観賞用に改良され、明治以降に渡来した「西洋サクラソウ」がある。
P.ポリアンサ P.マラコイデス P.ジュリアン P.オブコニカ P.シネンシス

耐寒性の非常に強い原種プリムラ2種が、佐久の地でも冬越しします。
◯P.ヴェリス:」カウスリップ(牛の糞)
◯P.ヴルガリス」プリムローズ
どちらも「佐久市民交流ひろば」に植栽中です。
◯海外からの最新品種、「P.ベラリーナ」が市販されています。

(2)最大の特徴は、花に2タイプ
『進化論』のダーウィンが研究しました。

◯長花柱花:花柱が長く、葯が下に
◯短花柱花:花柱が短く、葯が上に
自家受粉を避けて、結実に有利…。
CD曲:スキー(ボニージャックス)
(3)絶滅が心配な「サクラソウ(桜草)」
学名:Primula sieboldii(シーボルトの)

日本人に愛されてきた花です。
田島が原に家康が鷹狩りに訪れて、美しさに惚れ込んで江戸城に持ち帰った。という説があります。
◯江戸時代末期、文化文政、天保の頃に、大ブームが起きました。300品種。
信毎、「花すがた」を一部引用します。
〜武士たちが新品種の作出を競い、品評会などが開かれていたそうです。
「日本桜草」は、近年は下火になりました。
埼玉県の花。
(4)桜草(晩春)
我が国は草もさくらを咲きにけり(一茶)
桜草の鉢またがねばならぬかな(高浜虚子
咲きみちて庭盛り上がる桜草(山口青邨
花言葉:「少年時代の希望」「青春」「美の秘密」「長続きする愛情」など
帰りに、イオンの駐車場周りの植え込み、冬越し中のアセビ(馬酔木)」の蕾がふくらんでいました。

いつ、開花するのでしょうか?楽しみです。
アメダス、最高気温は9.8度(12:40)
気温は高いが、日差しが無く、寒い感じの一日でした。