「国際支援田」の収穫祭。

足踏み脱穀機の体験。(26.11.8)

アメダス、最低気温は氷点下0.3度(3:50)、放射冷却のために気温が下がりました。
今朝が寒さの底で、日中は気温が上がる予想です。
気象予報士は、「これからしばらく、気温は上り坂、天気は下り坂…」と、表現しました。
今日は、野沢の小池さんの田んぼの「収穫祭」に参加しました。
昔の「足踏み脱穀」や「千歯扱き」も登場して、参加者が体験しました。

田んぼの脇には今も用水が流れ、水底にバイカモ(梅花藻)」が見られました。

これは、水がきれいなことの証拠です。下流に佐久鯉の養殖地があること、防火用水の役割とのことです。
恒例の「お餅つき」は、臼と杵の昔ながらのやり方で…、もちろん、後期高齢者は遠慮しました。
子どもの頃、朝から一日中のお餅つき…、終戦後の子どもにとって、一番の楽しみだったことを思い出しました。
収穫祭の昼食は、搗きたて・粟入りのお餅です。心のこもったおもてなしに、頭が下がりました。

飢餓に苦しむ人たちの暮らしに思いを馳せながら、美味しくいただきまました。
マリ共和国に行って体験した、貴重なお話も聴くことができました。

赤米・粟・黍が入ったお米のお土産までいただきました。

帰りに、「ひろば」に寄ると、「リンドウ(竜胆)」が咲いていました。
接写で撮りたく思い、その場で「マクロ撮影」の仕方を教えてもらって撮りました。どうもありがとう。

長野県の花、昔は、野山に普通に見られた身近な花でした。
学名:Gentiana scabra 別のリンドウと区別するために「ササリンドウ(笹竜胆)」の別名があります。
宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」にも登場する、重要なモチーフです。
それと、清少納言枕草子を忘れてはいけません。
「リンドウは枝さしなどむつかしげなれど、異花などのみな霜枯れたれど、いとはなやかなる色合いにてさし出たるいとをかし…
アメダス、最高気温は13.1度(13:40)。
穏やかで、心が満たされた一日でした。