「パッションフルーツ(果物時計草)」が落果…。

5:30の「雨雲レーダー画像」

4時過ぎ、新聞を取りに出た頃には、小雨がそぼ降る程でした。
寝床で新聞に目を通してから、二度寝に…。
そのうちに、雨音が激しくなりました。
アメダス、最低気温は14.0度(6:00)、雨量はと見る昨夜から朝までに4.5ミリでした。
時刻を遡って5:30、雨雲レーダー画像を見ると、佐久地方をすっぽり覆っています。
庭先を見るとビックリ、パッションフルーツ」の実が雨に打たれて落ちています。

昨日のテレビ画像のとおり、収穫は落果を拾います。
確かに目の前の物は、色がのらずに未熟です。

開花・受粉後、約2ヶ月で完熟することが分かります。
読売新聞コラム・「編集手帳」に興味深い内容がありました。一部を引用します。
稲の実は熟するときに吼える。コメどころにはそんな語り伝えがあったらしい。
〈稲ノ吼ユルヲ聞カントテ、終夜、田間ニ彷徨セラレシト〉。
越後の人、良寛はひと晩じゅう田んぼをさまよい歩いたと、『良寛禅師奇話』という江戸期の逸話集が伝えている。
〜農地が冠水した。収穫期を迎えた水田もある。大切に育てた稲穂が濁流につかり、泥にまみれた。
〜光に炊きあげられることのない稲穂の、悲しに吼える声を聞く。
報道写真を見るにつけ、「一粒百行」で育ててきた農家の無念さが、ひしひしと伝わってきます。
千曲川のスケッチ』の「農夫の生活」に、稲穂に関する興味深い叙述がありました。
〜話好きな辰さんの父親(おやじ)は、女穂(めほ)、男穂のことから、浅間の裾で砂地だから稲も良いのは作れないこと、小麦畠へ来る鳥、稲田を荒らすという虫類の話などを私にして聞かせた。
女穂、男穂について、注解を引用します。
女穂は稲穂の基部で、第一枝梗が二本対をなして出ている穂。
普通は一本だけ出ていて、これを男穂という。
女穂は生育条件のよい時にできる豊産穂で、その籾はタネとして珍重される。
庭先のバケツ稲・「陸羽132号」で、穂の様子を調べてみました。
やっぱり、両方の穂がありました。

穂の全体を比べると、女穂の方が大きく、粒数も多いようです。

昔の農家の、稲作・米作りへの執念を感じさせます。
雨は、日中も降ったり止んだり…、日照時間が0でした。
アメダス、最高気温は17.0度(16:50)、寒くて電気炬燵のお世話になりました。
明日も雨模様、最高気温は24度の予想です。
土曜日に運動会の小学校、晴れ間がほんとうにほしいです。
夜も更けて、「月が出ないんじゃ、月下美人が咲くわけないよねー」、冗談を言いながら出てみると…。
何とビックリ、咲いていました。(21:48)

正面から観ると、迫力満点です。涼しいので、香りは…?

日中は、こんなだったんですよ。(16:04)

涼しいので、明日の朝は、まだ萎んでないと思います。