「カキツバタ(杜若)」を株分け…。

濃霧の朝。

秋がどんどん深まります。
気象情報では、長野県全般に、「濃霧注意報」と「霜注意報」が同時に出されました。
「降霜」はまだにしても、かなり濃い霧で、遠くが見えません。
アメダス、最低気温は9.0度(2:20)、窓の内側に結露が観られました。

二階の窓からは、昨日、整枝を始めたキウイフルーツの棚が見えます。

新聞を取りに出ると、ツキミソウ(月見草)の花が低温のためにまだ開ききっていません。

昨夜の残月も、霧に包まれてしまいました。
昨夜、就寝前に観た「葉月二十日」のお月さまです.
(23:26)

「二十日月」は、宮沢賢治のお気に入りのお月さまです。
「烏の北斗七星」に、登場します。
「更待月(ふけまちづき)」と呼ばれます。
夜が更けてから昇ってくる、丸みが少なくなってきた月…。
観ていると、満月とは異なった、趣…風情を感じます。
そうそう、滝平二郎:「モチモチの木」には、「霜月二十日」の月が登場しますね。
浄土宗『月訓カレンダー』10月に、「月のひかり 澄みわたる」があります。
Moonlight enters our minds,and we are purified.
空に輝く月のあかりは、私たちの心にそっと沁みこみ、そして清らかな気持ちにしてくれます。
を開けて、空を見上げてみましょう。
今日の霧はなかなか晴れず、薄日が差したのは11時を回ってからでした。
しばらくすると、秋の日がジリジリと照りつけました。
昨日、いただいたカキツバタ(杜若)」の蕾が開きました。
季節外れの開花、杜若の特徴である、外花被片の中央に白い筋が見えます。

知人が、以前に約束した「杜若の株」を掘り上げて、持参してくれたのです。
黄菖蒲」が混じっているかもしれないというので、我が家の黄菖蒲の葉と、中央脈の有無を調べてみました。

この結果、いただいた株には、黄菖蒲は混じっていないことが判明しました。
さて、これからどのように植え付けたらよいか…?
冬越し中の、乾きと凍結が心配です。
3株ぐらいずつに分けて、2個の鉢と田んぼの深穴に植えました。

厳寒の佐久で、冬越しできるかどうか、よく観ていきます。
夕方、ずいぶん、日の入りが早くなりました。
「ひろば」の駐車場で、美しい夕焼け空を観ました。
アメダス、最高気温は22.7度(14:40)でした。