旧暦、「長月朔日」、秋が深まります。

「丹波の黒豆」の枝豆。

朝夕、めっきり涼しくなりました。
標高の高い「野辺山」で氷点下の気温、本州のアメダス観測地点で一番の低温でした。
佐久市では、今年最低の4.0度(5:10)を記録しました。
住宅地ではともかく、農地では霜が降りる気温です。
畑では、晩成の大豆が実り始めました。
丹波の黒豆」は、枝豆として美味しい時期です。
引き抜いてみると、根には「根瘤」がはっきりと見えます。

根粒菌バクテリア)の窒素固定の働きのおかげで、大豆の栽培は世話がやけません。
植物性のタンパク質を豊富に含むことで、大豆は「畑の肉」と呼ばれます。
もっと利用すべき食材だと思います。
ところで、旧暦、九月・長月十三日の月は「十三夜」の名月です。(新暦、10月25日の夜)
八月十五夜の「中秋の名月」に対して、「後の月」とか「名残月」とも呼ばれます。
また、十三夜のお月見には大豆の枝豆が供えられ、「豆名月」とも呼ばれます。
空が澄んで、月が美しく見える頃です。
「十三夜」のお月さまの観望が、今から楽しみです。
秋晴れ・強い日差しが、背中にジリジリと照りつけます。
「水中ポンプ」で汲み上げ、裏道花壇のアヤメ類、ペチュニア類に水やりをしました。
この様子だと、まだまだポンプは片付けられません。
午後、野良回り…。稲刈りは9割がた済みました。
辺りは、すっかり秋の色です。

田んぼの縁に、レンゲソウ(蓮華草)」を育ててみようと考えました。
冬越ししてくれるか心配ですが、苗を植えて試してみます。

「賢治ガーデン」に試しに植えた「矮性コスモス」です。

もう少し早い時期に群生させれば、見栄えがすると思われました。
「アサギリソウ(朝霧草)」が、この時期、意外に存在感があります。

広辞苑』で調べてみました。引用します。
キク科ヨモギ属の多年草。本来は高山および北地の海岸植物だが、観賞用に栽培もする。
高さ約60?。全体が銀白色を帯び、葉は羽状に細裂、秋、多数の黄白色の小頭状花をつける。
ハクサンヨモギ
アメダス、最高気温は20.4度(13:00)でした。