旧暦、二月朔日、「ひろば」は賑やかに…。

「山の信州」キャンペーン・乗車券入れ

冬型の気圧配置の三日目、「放射冷却」で、冬の朝らしい冷え込み…。
アメダス、最低気温は氷点下6.2度(6:30)、日中は気温が上がる予報です。
朝食、炬燵で一休み、「イチイ(一位)の木に止まってる、あの鳥は…?」と、妻が尋ねました。
日頃、庭の木にはあまり来ない、2羽の「ムクドリ(椋鳥)」でした。
どうやら、番(つがい)かも知れません。
そういえば、たしか昨年の今頃に、裏道にターコイズブルーの卵が落ちていたっけ…。
旧暦、二月朔日は「仲春」、まさに「春近し」を実感します。
『月と季節の暦』(制作:志賀勝を、1枚めくって「二月」を出しました。

今日の、テレビ観戦お目当ては「新コースの東京マラソンです。

新コースは、高低差を少なくして好記録が生まれる…、東京の名所を通る…。
優勝タイムは、2時間3分台、日本選手は8位に入りました。

午後は、「いきものにぎわい講演会」佐久平交流センター)に出かけました。
テーマ 〜市町村の生物多様性地域戦略の策定に向けて〜
講演:「生物多様性地域戦略の活かし方」藤田 卓 さん(公益財団法人 日本自然保護協会)
   「自然と地域をつなぎなおす」須賀 丈 さん(長野県環境保全研究所)
   「松本市生物多様性地域戦略について〜策定エピソード、市民とのかかわりなど〜 宮崎 敏孝さん(松本市環境審議会委員)
 いずれも資料をもとに説得力のあるお話で、参考になりました。

地域戦略は県レベルでも策定されており、佐久市でも新年度には策定がまとまるとか…。
昨日付け読売新聞・長野版に、講演いただいた須賀さんの記事が載っていました。
信州大・読売講座「岳問のすすめ」詳報 一部を引用します。
豊かな自然 世界に発進を
信州の山が育む 生物多様性
「環境教育」で魅力伝える
コスタリカから学ぶ 〜(結論・最終部)
 コスタリカのガイドの説明は、とても上手でした。聞けば、大学の観光学部で学んだということです。さらに「アリの通り道」など動植物の生態についてデザインで分かりやすく解説した看板が、各所に設置されているのにも感銘を受けました。
 私も単に自然を研究するのではなく、実学として情報を適切に紹介し、多くの人に届けることが必要だと感じています。それが研究者の役目だと考えています。
 
 日頃から感じている問題点は、「戦略策定」後、いかにして戦略を具現化することができるか…です。
 生物多様性と言っても、市民の大部分は無関心で、危機感なんて全然ありません。
 このような現実にどう対処するかまで、戦略内容に盛り込んで欲しいです。

講演会が終わり、「ひろば」の植栽を見回りました。
 あちこちに数本植栽されたいる「マンサク(満作・万作)」が、見頃を迎え、冬を越したクロッカスが、ひっそりと黄色の花を見せています。
 暖かくなった日曜日、「ひろば」は多くの来園者で賑わいました。
 植栽された草や木に、もうちょっと目を向けてほしいなと思いました。

 アメダス、最高気温は8.9度(14:10)、春が近づいています。