朝、外に出ると、小雨交じりの風が吹いています。
読売新聞長野版の見出しに…。
台風１８号 きょう九州上陸へ 関東にかけ暴風雨恐れ
18号と似た進路をたどった過去の台風では、大きな被害が出たケースもある。…と、警告しています。
台風襲来の厄日と言えば、「二百十日」。
宮沢賢治の童話：「風の又三郎」が思い出されます。
九月一日
どっどど どどうど どどうど どどう
青いくるみも吹きとばせ
すっぱいかりんもふきとばせ
どっどど どどうど どどうど どどう
「ひろば」に植裁されている「カリン（花梨）」の実が、黄みを帯びてきました。
カリンは、バラ科の落葉高木。秋に黄熟する硬い果実は芳香と酸味があり、果実酒・砂糖漬けなどにする。材は床柱・家具などに使用。
同属の「ボケ（木瓜）」の実も、熟してきました。
風がまたどうと吹いて来て窓ガラスをがたがたいわせうしろの山の萱をだんだん上流の方へ青じろく波だてて行きました。
「わあ、うなだ喧嘩したんだがら又三郎いなぐなったな。」嘉助が怒っていいました。みんなもほんとうにそう思いました。五郎はじつに申しわけないと思って足の痛いのも忘れてしょんぼり肩をすぼめて立ったのです。
「やっぱりあいつは風の又三郎だったな。」
「二百十日で来たのだな。」(以下略）
小雨に濡れて、「ハギ（萩）」の花に野趣が感じられます。
「嵐の前の静けさ」、台風襲来の前に、野良回りをしてきました。
「アカジソ（赤紫蘇）」、「下仁田ネギ（葱）」、防虫ネットを被った「ハクサイ（白菜）」などの様子です。
アメダス、最高気温は17.5度(11:40)、寒くて、炬燵のお世話になりました。
今日の雨は、0.5ミリ（６時）にと止まっています。
今夜半から明日未明にかけて、甲信地方には150ミリの大雨の予報…。
そして、長野県地方気象台は「暴風警報」を出して警告しています。
これからです。お手柔らかに！！
