「二百十日」と言えば、童話:「風の又三郎」…。

『お天気博士の 四季暦』より。

9月の声を聞いたとたん、佐久地方の気温が下がりました。
寝床で、ずいぶん寒さを覚えましたから…。
アメダス、最低気温は13.7度(3:20)、日中は晴れる予報ですが…。
ラジオの「今日は何の日」で、9月1日は「関東大震災」、「第2次世界大戦」…。
でもそれ以上に二百十日、日々の暮らしからすれば、台風や気象は重要です。
台所の北窓を開けると、浅間山が家並みの間に、辛うじて見えます。

秋晴れの空に白い雲がかかり、白煙は出ていないようです。
カーブミラーには、隣家の屋根の影がくっきり写っています。(9:12)
定点撮影として、各月1日に、季節の様子をお知らせしましょう。
裏の岩村田小学校・仮設グランド」では、除草・刈り払い作業中です。
「リギダ松」の影がくっきりと、刈り取られた草からいい香りが漂ってきます。

これで、放課後の野球遊びがしやすくなりますね。
花壇の除草に訪れた4年生が、実感を口にしながら感謝していました。
倉嶋厚:『お天気博士の 四季暦』から、引用します。
二百十日(9月1日)、二百二十日(9月11日)は、昔から台風厄日として知られている。
 統計をとると、この日だけ襲来数が多いという結果は出てはこないが、9月に、大型台風の上陸や接近の多いのは確かである。(以下略)
宮沢賢治の童話・「風の又三郎」には、二百十日」「二百二十日」が登場します。
電子辞書で、風の又三郎を検索、一部を引用します。
〜9月1日の朝、山奥の小学校分教場にやってきた転校生高田三郎を、村童たちは風の神の子供「風の又三郎」ではないかと疑い恐れる。授業風景や、日曜に上の野原へ遊びに行き、逃げた馬を追って道に迷う冒険、放課後のブドウ取りや水泳と、日を追ってエピソードが進行するうちに、子供たちの気持ちは、高田三郎を又三郎とみる嘉助と、そうでないとみる一郎の間で揺れ動くが、三郎は間もなく去ってしまう。自然とともに息づくような表現によって地方色豊かに造型された少年文学の傑作。(天沢退二郎
昭和15年、島耕二監督:日活映画・「風の又三郎」DVD版を再生しました。

風の功罪について、二人のやり取りのシーンから…。
傘が飛ばされるシーン。

風を利用して風車を回し、製粉するシーン。

You Tube でも朗読版が公開されています。
午後には曇り、涼しくなったので、「ダイコン播き」を実行しました。

夜になって、また気温が下がってきました。
アメダス、最高気温は、26.2度(13:50)でした。