最高気温が氷点下2.5度、寒空に「上弦」のお月さま。

金魚と一緒に、冬越し中の「クワイ」

先に起きた出した妻に、ガスヒーターの温度表示を尋ねると1度とのこと…。
アメダス、最低気温は氷点下10.0度(6:27)、やっぱり氷点下二桁まで下がりました。
日中も気温が上がらず、真冬日になりそうです。
今日は、忙しいスケジュール、先ず、恒例の「農事実行組合の新年・総会」
慰労・懇親の昼食会には、手造りの「小茄子の辛子漬け」、「味噌羊羹」などが振る舞われ、有意義な楽しい会になりました。
事業の研修については、田んぼや用水・里山の様子を、実際に観て回ることを提案しました。
午後には、1月のFm放送日、おせち料理の定番、根菜・「クワイ慈姑)」を話しました。
(1)水生植物、「オモダカ」の変種
中国原産の根菜として奈良時代に渡来、江戸時代に広まる。
球茎から芽を出した姿が特徴的で、芽が出る、お芽出たい縁起物。
食用にしているのは、中国と日本だけ、欧米などでは観賞用として栽培。
名の由来は、農具の鍬に似ていることから、「鍬芋(くわいも)」が「くわい」に。
食われる(食用)イグサ(藺草)が、由来の説も。
地下茎の先端を長く伸ばして、広範囲に繁殖。
長野県立歴史館で、田中芳男(飯田市出身博物学者)企画展開催中。
案内リーフレットに、「慈姑も描かれている。

CD曲:「手のひらを太陽に」(大和田りつこ/ひばり児童合唱団
(2)正月調理や祝い膳に欠かせない食材
スーパートレーに、埼玉県産の表示
料理に使うのは、日本では表皮が青藍色の青クワイ、中国では、淡青色の白クワイが主流。
クワイは、ほっくり、ほんのり甘い中にも苦味がある。
大型の白クワイは、甘みは少ないもののシャキシャキした歯ごたえが楽しめる。

(3)豊富な栄養と食べ物
甘藷(さつまいも)の約5倍のタンパク質を含み、カリウムビタミンB1もたっぷり。
かすかな苦味と栗のような甘みが特徴で、舌の肥えた大人の味。
アクが強いので、米のとぎ汁で下ゆでしてから調理。
煮物、天ぷら、砂糖煮、煎餅など、「クワイチップス」、「クワイの水煮缶詰」も。
吹田(すいた)クワイは、姫クワイとも言われ、径1〜1.5cm、小形のクワイで、えぐ味がなく美味しいので高級料理に、黒豆と一緒に煮豆用。
(4)ビオトープの彩りとして、楽しむ
球茎の収穫を目的とせずに、水生植物として、観賞を楽しむ。
◯腐植質の多い土を使い育てる
◯地下茎が伸びるのを閉じ込めて育てる。
佐久市立野沢中学校校歌(山室静作詞)に歌われている。
オモダカ」とともに栽培し、比べながら栽培する。
「おもだか清掃」、「おもだか精神」
コップで水栽培中の、クワイ」の芽生えです。

放送局を出ると寒風が吹き荒んでいて、耳あて帽子は正解です。
日中も気温が上がらず、最高気温が氷点下2.4度(14:03)の「真冬日」。
そんな寒空に、「臘月九日」・上弦の月が昇りました。(15:16)

ポイント予報、明日も寒い一日になりそうです。