ホテル・「妖精の小径」に、山野草を楽しむ。

「ハウチワカエデ」の紅葉。

先日2日、青空に秋の巻雲が棚引いて、お天気が変わる兆し…。
2日後の今日、一日中曇ってお天気下り坂の予報になりました。
標高1530メートルの女神湖にほど近いホテルの周囲は、早くも霧が舞う状態です。
植え込みの「ハウチワカエデ(羽団扇楓)」です。
株元・胴吹きの枝で、葉はまだ紅葉していません。

特徴は、樹木図鑑によると次のようです。
大きく丸い葉を天狗のもつ羽団扇に例えたのが名の由来。大きな葉が秋に、赤、橙、黄とさまざまな色に紅葉し、葉の縁から少しずつ色づく様子は素晴らしい。〜(以下略)
日当たりのよいところから赤くなり、葉が重なって日が当たらない部分は緑色のまま…。

今月のFm放送で話す予定です。
ほかに、「イロハモミジ(伊呂波紅葉)」や、「オオモミジ(大紅葉)」、「イタヤカエデ(板屋楓)」なども、植栽されています。
庭園に続く「郭公の森」・「妖精の小径」を散策しました。
植栽された「シラカバ(白樺)」の林間の小径には、山野草が点々と…。
アキノキリンソウ」は黄色の花が咲き始め、「リンドウ(竜胆)」の青い花が目立ちます。
薄日に花を開いて、素晴らしい存在感…。

近年、野山の自生がめっきり少なくなったのは残念、「長野県の花」に指定されているのに…。
妻の実家には昔から健在、採種して殖やしたいと思っています。
もっと珍しい「ツルリンドウ(蔓竜胆)」にも、出会えました。
花よりも赤い実が目立ち、大きなと特徴です。辞書から、一部を引用します。

リンドウ科の蔓性多年草。〜秋、葉腋に淡紫色の鐘状花が咲く。
〜果実は球形で宿存している花冠の上につきだし、紅紫色に熟す。
素晴らしい庭園と野草園を観賞させていただき、ホテルの支配人に感謝しました。
帰路、立科第二牧場は雲・霧に包まれて視界なし…。
望月を経て佐久市へ…、昼食は道の駅・「ヘルシーテラス」でとりました。
心配された雨には合わず、無事に帰宅できました。
佐久市アメダス、最低気温は14.4度(4:15)、最高気温は19.2度(9:55)でした。