「佐久の季節便り」、「招魂社」の高木、伐採・整枝作業が行われました。

ラジオ・「今日は何の日」、昨年の今日に、平昌オリンピック男子フィギュアスケートで、羽生・宇野選手が金・銀メダルを獲得…。

思い起こせば、祝福で、日本中が沸き立った日でしたね。

今朝の空には、ほんのり赤みがかかった薄雲が広がっています。

アメダス、最低気温は氷点下8.3度(6:13)、冬型の気圧配置で、かなりの冷え込みです。

 

さて今日は、上の城区にとって、標記・長年懸案の作業実施当日です。

招魂社の維持・管理をする「遺族会」の責任者も駆けつけ、8時半には、先ず、お神酒で安全祈願…。

お手伝いの区民が20名ほど、怪我の無いことが一番、慎重な安全作業を誓いました。

本日の作業計画立案・実施に当たったのは、上の城の前区長さん、作業の対象高木に付けられた青いテープの意味を、説明してくれました。

株元から伐る木、道路側に張り出した枝のみを伐る木…だそうです。

なるほど、大木が土手の土留めに果たす役割からも、納得です。

 

ケヤキやコナラなどの高木伐採・整枝作業は、専門業者・重機・クレーンの巧みな連携操作によって行われました。

全体の処理作業手順、大まかに言えば次のようです。

◯クレーンで吊り上げられた作業員が、大木・上部の枝をワイヤーで掴む。

◯そのままクレーンで作業員が下がり、大木の元の部分をチェーンソーで伐る。

◯作業員が地上に降りて、まさに「鮟鱇の吊るし切り」方式で、枝の太さにより小分けする。

◯枝先部分はワイヤーでまとめて、産業廃棄トラックの囲い枠に積み込む。

◯切り取った幹や太い枝は、クレーンで道路脇に吊り降ろす。

◯区民のお手伝い・チェーンソー3台がフル活動で、長さ約90センチ、45センチに切り離す。

◯丸太を、区民が近くに待機のトラックに積み込み、運ぶ。

ざっとこんな手順だが、実際はこんなに単純ではなく、臨機応変の応用編…

仕事の流儀、さすがはプロフェッショナル…。

夕方5時前、散らかった小枝や、チェーンソーの鋸屑をまとめて、トラックに積み込み…。

最後には、ブロワーで近くに駐車中の車のホコリ払いまで…。

 

初日の作業、通行車両などの安全誘導に携わった皆さん方、ほんとうにありがとうございました。

昼食の用意、休憩の飲み物や果物の差し入れ…、ごちそうさまでした。

 

本日の作業のおかげで、眺望が一段とよくなった、招魂社裏の「見晴らし台」です。

夕日を浴びた「紅浅間」が眼前に広がり、佐久市民の山・平尾山の空高く「正月十三日」のお月さまがかかっています。

明日二日目、好天に恵まれて、作業が順調に進みますように…。

 

アメダス、最高気温は5.7度(14:43)、北西の風が寒い一日でした。