「佐久の季節便り」、小布施で、「北斎巴錦」菊に出会う。

「天気はゆっくりと下り坂に…」気象予報士が告げました。

空一面に、秋の雲・「羊雲」が広がって、昨夜の「九月二十日月」は見えません。

霜枯れた「柿の葉」が、落ちて少なくなりました。

アメダス、最低気温は0.2 度(2:34)、降霜のダメージが続きます。

朝イチ仕事は、月初めの金曜日だから、「古紙」出し…

古本を、思い切ってもっともっと出さないと…。

 

今朝の冷え込みにも「野菊類」だけは、霜害に合わずに咲き残っています。

文部省唱歌に詠われている通り、「しもがおりてもけないで…咲いています。

今の子どもたちにも、大人たちにも、歌ってほしい唱歌ですね…。

「故郷」、「赤とんぼ」、「紅葉」などは、今でも歌い継がれていますが…。

5日付読売新聞のコラム・学ぶ育む 一部を引用します。

唱歌や童謡 教育現場で 学会設立 検定や講習会検討

唱歌や童謡は、親しみやすいメロディーと美しい言葉で子どもたちの心を育んできた。小学校では、授業で一定の有名な曲は歌うが、合唱コンクールでは新しい歌に取り組む傾向にあり、接する機会が減っているとされる。家庭も同様だ。

 学会は教育関係者や作曲家、演奏家、研究者らを役員や会員に迎え、全国各地の唱歌・童謡作家の記念館とも連携する。来年度中に学生や教員を対象に歌唱指導者の資格検定を実施。(以下略)

学会による成果として、唱歌・童謡の普及・日常化を大いに期待しています。

 

さて、昨日の「小布施」研修で、偶然にも、北斎巴錦(ほくさいともえにしき)」と呼ばれる大輪菊に、再会ました。

ずっと以前に、苗をいただいて、自分でも栽培したことがありますが、その後は途絶えてしまいました。

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実に、江戸時代から現在にも栽培され続けている、「古菊」と言えます。

小布施町ゆかりの「菊」ということで、保存会があり、町立栗ケ丘小学校6年生が、「三本仕立て菊」を展示していました。

保存会の指導で、栽培しながら「巴錦の歴史」を学んでいるのです。

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見学した北斎館」に、「菊花」が展示されていました。

案内リーフレット・「北斎 視覚のマジック」と、「高井鴻山」に印刷された「菊花」「菊図」の一部です。

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ネット検索してみました。

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以前に苗をくださった、小布施在住の知人からの情報を、改めて思い出しました。

加賀藩が参勤交代の際に小布施で、「菊の名花」に出会い「巴錦」と命名し、江戸幕府に献上…。

葛飾北斎が好んで、「菊花」を描いたことからの命名…。

 

昨夜遅くに電話で、小布施在住の知人に、「また育ててみたいので、苗をいただきたい…」と、所望しました。

早速、ありがたい返事をいただきました。

 

今日は、ほとんど日照がありません。

空には、秋特有の「鱗状の雲」や、ふんわりした「羊雲」が形を変えて現れました。

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アメダス、最高気温は11.7度(16:01)、寒い一日でした。