「佐久の季節便り」、季冬の「三日月さま」が、西空高く…。

「濃霧」で、辺りは、ぼんやり霞んでいます。

空一面の薄雲を透かして、わずかに薄日が差すだけ…。

アメダス、最低気温は氷点下5.9度(5:27)、日中は晴れて、気温が上がる予報です。

今日は、旧暦・十二月(季冬)三日、今年最後の「三日月さま」、観望が期待されます。

JAのカレンダー「あすの暦」を切り抜いて、貼り付けました。

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「あすの暦」・15日を見ると、日の入り時刻は16:55(長野)、月の入り時刻は18:57(長野)です。

日が沈んでからの時間が、2時間02分もあり、三日月の観望には好条件です。

夕方の天気も良さそうで、朝から期待が膨らみます。

 

日中は暖かくなり、部屋に取り込んだ鉢花に、十分に水やりをしました。

そして、午後は自動車学校で「高齢者講習」を受けました。

教習車・コース運転も無事に終わり、「講習終了証明書」をいただくことができました。

夕方、西空に薄雲が出てちょっと心配…、でも、日が沈んだ頃には晴れてきました。

そして西空高く、「三日月さま」を仰ぐことができました。(17:29)

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300ミリ望遠レンズで、引き寄せました。

月齢1.9の細い・若い三日月さまです。

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「夕飯には、お豆腐」を…」と、妻に所望し、「湯豆腐」をいただいて、「三日月」さまをお祝いしました。

志賀勝先生の著作・『月的生活』に、「三日月を拝む」があります。

各地に広がる三日月信仰 一部を引用します。

〜最近、長野県南佐久郡の女性からきわめて貴重なお話をうかがいました。その方は「毎月三日月のとき、前月の無事の感謝と新しい月の無事を祈っている」というのです。その作法は、月の出た西方に向かい庭でマツの葉をひとつかみ焚く、というもので、このしきたりがどういう理由で行われてきたかはご当人は知らないが、おじいさんから伝えられたもので、家族がそろうときはみんなでやっているということでした。月が見えないときはあきらめて、見える日を待つのだそうで、現にこのしきたりを守る方がいらっしゃると知ることができて、ありがたいお話でした。

上の女性を紹介したのは私で、他に、白井仁(しのぶ)著『思い出絵日記ー肩ぐるまの時代』も紹介しました。こちらも一部紹介します。

〜三日月さまのひにはかならず、とうふを買いにいかされた。帰ってくると、三日月に向かって母は何かをお祈りしていた。お祈りが終わるまで、そばで物珍しく見ていた。信心深い母だった。〜

「三日月信仰は、昔は各家で行われていたのでしょうか?」と重要な疑問を抱かれています。

志賀先生は、素朴な私の疑問を、本文に記述されています。

「三日月」さまに、月ごとの無事を感謝し、「お豆腐」をいただく…。

「三日月信仰」、現代でも生き続けてほしいですね。 

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“後遺症”については、若い世代の皆さん方への警告と受け止め、行動してほしいです。

 

アメダス、最高気温は9.9度(13:26)、日中は春のようでした。

最大風速は、東の風3.3メートル(17:10) 、明日午後には、傘マークの予報が…。