早朝4時半、月の出から40分後に、「二十六夜」のお月さまを期待して外に出ました。
残念、空は曇って頬に冷たいものが…、何と雪が舞っていました。
2階から見ると、雪が、街灯の明かりに映し出されています。
「二十六夜」のお月さまは、これでは諦めるほかありません。
月は、ありあけ、東の山の端にほそうていづるほどあわれなり
「あわれなるもの」の項にも、
二十六、二十七日ばかりのあかつきに、物語していあかしてみれば、あるかなきかに、心ぼそげなる月の、山の端近く見えたるこそいとあわれなれ
源氏物語の紫式部が、真ん丸な満月の光のみなぎるさまを好んだのに対し、清少納言のほうは、新月直前の明け方のごく細い月が大のお気に入りだったことがわかります。二人の性質のちがいが、月の形のようすからもうかがえようというものです。
先月・霜月二十六日の月は、観望できました。
yatsugataakeのブログに投稿・公開しました。(R.2.1.9)
〜鎌のような、細く輝くお月さま…(6:02)
賢治童話・「二十六夜」にも登場する、見るからに神秘的な姿です。(以下略)
月齢:25.4だから、今朝見えるはずの月(月齢:24:9)より、やや細めです。
明朝の「二十七夜」の細い細いお月さま(月齢26:9)の観望に挑戦します。
月の出時刻4:52(長野)だから、5時半ころに起きれば…。
晴天を期待します。
『月と季節の暦』制作者・志賀勝先生の著作『月曼荼羅』から、十二月二十六日
逆三日月と明けの明星 一部を引用します。
ある月暦師走の二十六日、たまたま午前6時にめざめて月を見た。東南に、この時期には直立した三日月とは逆の細い月、そのごく間近な左方にはえらく大きな明けの明星。地平線が赤く色づき、映画でも見ているようだという陳腐な形容しか思いつかない幻想的な瞬間に恵まれた。月のリズムを知っているとこのような楽しみを味わうことができる。(以下略)
「三日月とは逆の細い月」、この表現が良いですね。
今朝のNHKラジオ・マイあさ便り・後半で、埼玉県日高市の方からのお話です。
「こちらは、晴れた空に、三日月のようなお月さまが見えています…。」
「三日月」と、言い切らないところが正確ですね。
秩父・長瀞、宝登山(ほどさん)について、数種類の臘梅の花が見頃…、甘い香りが辺り一面に漂って…とのことです。
何年か前に、訪れたことがあり、思い出しました。
前半では、函館山・登山のお便りがあり、こちらも、訪れたことを思い出しました。
大河ドラマ・「麒麟がくる」が完結、改めて、帝との「月見」のシーンを思い浮かべました。
アメダス、最高気温は3.1度(13:07)強い冬型、風花(かざはな)が舞う、寒い一日でした。
県北部には「大雪警報」…、まだまだ春は遠いです。