「佐久の季節便り」、早朝に、「二十三夜待」のお月さまを、観望しました。

夜中に目覚め、ラジオを点けたら、筒美京平特集の歌番組でした。

メロディーは、いくらか記憶にありますが、高齢者には馴染みがありません。

新聞を取りに出て、空を見上げたら、東の空にお月さまが昇っています。

スマホやカメラで、写真撮影に、寒さも忘れてしまいました。

なぜか、望遠撮影がうまくいかず、標準レンズで、ご勘弁ください。(4:28)

月の出時刻は、昨夜の23:17(長野)、月待の行事は、寒さ対策が大変だったことでしょう。

女性が夜更けに集うことは大変んということで、「前夜・二十二日の月待」をした集落もあったようです。

なかなか粋な計らいですね。

予報通り、朝は冷えこみました。

アメダスデータを見ると、昨夕、畑での霧雨は0ミリ、「時雨(しぐれ)」ということでしょう。

「初時雨、猿も小蓑を欲しげなり」「時雨」といえば、芭蕉の有名な句を思い出しますね。

アメダス、最低気温は6.0度(6:21)、予報ジャストの温度で、霜が心配になる低温です。

草木の紅葉が進みます。

裏道わきの花壇いに朝日が差し込みました。

「箒草・コキア」の赤と、「泡黄金菊」の黄色のコントラストが素晴らしい。

わきでは、「白菜」も結球を始めたようです。

野菊が美しい頃です。

昨日の読売新聞 総合面 社説 統一教会調査 政府一体の取り組みが必要だ

ロケット失敗 原因を究明して次回に生かせ

(10.18夕刊)よみうり寸評 引用します。

漂泊の俳人に列せられる井上井月(せいげつ)は信州の伊那谷を長く放浪した。俳諧を好む家を泊まり歩き、野宿を重ねた日々は明治維新を挟んで30年に及ぶ◆「乞食井月」との異名にたがわぬ暮らしの中で、楽しみの一つが酒だった。実りの季節に詠んでいる。<餅も酒も皆新米の手柄かな◆今年が生誕200年という俳人の時代を思うと、お米のありがたみも随分薄れているがこの秋は様相が違う。パン、ピザ、スイーツ、米を使った商品は店頭を賑わせていると先週末の夕刊が伝えていた◆ウクライナ危機もあって輸入価格が急騰している小麦をはじめ、食料品の相次ぐ値上げが背景にある。自衛策として割安感のある国産米が見直されつつあるらしい。食費を抑え、家計を助けられたら、それもお米の手柄だろう◆さて米食への回帰はどこまでつづくのか。揺らぐ食糧事情をにらみつつ、復権の鍵を宿しているのかもしれない井月の句を一つ。<新米や塩打って焼く魚の味>何物にも代えがたい日本の秋の味わいである。

 

夕方は急に寒くなってきました。

縁側で干していた「薩摩芋」などの野菜を台所に取り込みました。

アメダス、最高気温は16.度(12:56)、気温は上がりません。

明朝、佐久は2度まで下がる予報です。

いよいよ、よ降霜が心配です。