「佐久の季節たより」、「蜂屋柿(はちやがき)」が完熟し、収穫しました。

早朝の4時前、「木星」が西空高く輝いています。

朝になると、遅れて昇った「二十日」の月が、西空に残っています。

「二十日」の月は、「更待月(ふけまちづき)」とも呼ばれ、月の出時刻が遅くなります。

月は、だいぶ欠けて形も面白く、宮沢賢治のお気に入り?

童話:「烏の北斗七星」にも、登場します。

アメダス、最低気温は3.6度(6:01)、曇りがちの天気になるようです。

連日の「降霜」のため、「柿の葉」が自然に落下し、「カサッカサッ」と、音を立てます。

見上げると、「柿の実」が赤く色づいて、野鳥に啄まれた実も見えます。

例年より遅れ、ようやく、収穫時期になりました。

今年は、遅霜のために、数えるほどしか生りませんでした。

その分、1個の大きさは、例年以上です。

この柿は、幼少時代の懐かしい思い出があります。

昭和12年上高井郡仁礼村(現・須坂市)に生まれ、終戦の年まで暮らしました。

住居の西端に、まだ、生り始めたばかりの、小さな柿の木がありました。

物心がついて、「蜂屋(はちや)」という渋柿であることも、知りました。

秋、深まると数少ない「柿の実」が生り、毎日、赤い「渋柿」を恨めしく見上げていました。

その後、熟柿(じゅくし)になってから、口にできたのでしょう。

その記憶は曖昧ですが、木にぽつんと生っていた「蜂屋柿」の姿は、今でも記憶から消えません。

戦中、物が無い時代の、ほろ苦い思い出です。

 

月の最初の土曜日、「さくのわ花物語」・月例会がありました。

「賢治ガーデン」の様子・見頃の野菊類や果実など、実物標本を観てもらいました。

 

午後に、野良回り、「おろ抜き大根」「小松菜」などを採り、娘家族に持たせました。

夕方、「柿の実」を収穫しました。

「蜂屋柿」、数が少ないので、八つ切り干し柿にする予定です。

こちらは、渋柿・「平種無」、完熟した柿の一部を収穫しました。

こちらは、ホワイトリカーさわし柿六切り干し柿にする予定です。

今日は、ほとんど日照がありませんでした。

アメダス、最高気温は21.4度(14:45)、凌ぎやすい一日でした。