「佐久の季節便り」、よく晴れて、「積雪」が融け、西空に「四日月」🌒が浮かび…。

昨日の「上雪(かみゆき)」は、夜更けて止みました。

降水量は13.0ミリ(14時〜19時)と、まとまった降雪でした。

朝日が、10センチ以上の「積雪」に当たり始めました。

屋根に積もった、春の淡雪は、どんどん融け始めています。

早速、部屋の鉢花を縁側に出して日光浴です。

今日、水曜日は、佐久市立図書館・移動図書館車「草笛号」の巡回日です。

借りた本は、次のとおりです。

宮沢賢治大活字本シリーズ『春と修羅』、葉室麟:『嵯峨野花譜』、

NHKテキスト『趣味の園芸』特集 サクラ、ウメ、モモ 

雑誌は、昨年のバックナンバーですが、大いに参考になります。

 例えば、グリーンサムへの12か月を振り返って 

「ガーベラ」」の寄せ植えを手に、氷川きよしの写真がありました。

春の日差しに、淡雪はどんどん融けました。

 

カレル・チャペック『園芸家12か月』3月の園芸家 続き

 じっさい、園芸家になってこそ「思いやりのない寒さ」とか、「強情な北風」とか、「ひどい霜」とかいったような、いささか新鮮さをうしなった月並みな文句や、これに似かよった文学的な毒舌を、しみじみと、身にしみて味わうことができるのだ。園芸家自身は、もっとずっときれいな、文学的な表現をつかう。たとえば、「ちくしょう、ことしの冬はまったく、糞いまいましい、罰あたりの、べらぼうな、途方もないひどい冬だ」などと。

 詩人とちがって園芸家は、たんに北風に毒づくだけではない。意地わるの東風にも、のろいの言葉をあびせかける。じめじめした冷たい吹雪よりも、むしろ、音もなくしのびよる、霜の降らない、陰険なブラック・フロストを目のかたきににくむ。園芸家はとかく「春が攻めよせてくるのを冬が抗戦しているといったような、比喩的な言い方をするのが好きだ。そしてその攻防戦に自分が助太刀できないこと、横暴な冬をおさえつけて負かすことができないことに、大きな屈辱を感ずる、シャベルか、鋤か、でなければ槍か鉄砲で相手を撃退することができれば、身がまえをして、ワアッと勝ちどきをあげながら加勢するのだが。だから、毎晩、気象台発表のラジオを待ち、北欧の高気圧圏とアイスランドの気流を糞みそにののしる以外に手の出しようがない。つまり、われわれ園芸家は、風がどこから吹いてくるか、知っているからだ。

 

夕方も、よく晴れています。

旧暦:二月四日、「四日月」🌒を、観望することができました。(18:07)

春の月の特徴、水平に傾いて、「小船」が浮かんでいるようです。

アメダス、最高気温は、5.9度(14:35)、最大風速は、北西の風4.6メートル(13:00).。

明日の朝は、放射冷却で、気温が下がる予報です。