旧暦「月暦」弥生、九日。気温が上がり、初夏のような一日でした。

yatsugatake2005-04-17

四月後半の日曜日、恒例の「駒場公園」探鳥会に参加しました。
雨上がりの晴天、すがすがしい朝です。一年中でこの時期、万物が一番活気づきます。トチのロウで覆われた冬芽から緑色の新芽が顔を出していました。
キジバトが「デデッポッポー…」と、盛んに呼びかけていました。
目当ての野鳥たちの動きは活発でした。公園内で人がかなり行き来しているのに、巣作りの早いエナガは巣材を運び、シジュウカラも、樹の穴を覗いては一生懸命、巣穴の品定めをしていました。野鳥たちの巣作りを邪魔しないように促されて、その場を立ち去りました。
プールの辺りには、水辺を好むセキレイの仲間が見られました。ハクセキレイセグロセキレイの見分け方、セグロセキレイは、文字通り背黒と目の上つまり眉(まみ)が白いこととのことです。では、「眉白(マミジロ)セキレイ」と、覚えることにしましょう。
ホオアカ(頬赤)にも出会えました。このような場所では、珍しいとのことです。
不思議なことに、ホオジロには最後まで出会えませんでした。
広い牧草地には、ヒバリが空高く上がったり地上に下りたりしていました。聞きなしの例として「日1分、利取る」を教えてもらいました。ヒバリは地面では、完全に保護色でした。
保護色といえば、川原の意思の上に佇んでいるクサシギも、完全に辺りに同化していました。
こんな調子で、半日に出会えた野鳥の種は、「鳥合わせ」で33種でした。
でも、自分自身で姿まで確認できたのは残念ながら20種ほどでした。
今日の暖かさで、ソメイヨシノが一気に三分咲きほどになりました。でも気のせいか、花が全体的に小ぶりで、開ききっていないように見えました。
明日、明後日と日がたつうちに、花びらが伸びるのでしょうか?
午後は、鉢植えのユリの植え替えに精を出しました。疲れました。
空を見上げると、昨日の半月が少し膨らんで見えました。