旧暦「月暦」弥生、十六日。これぞ春の日、そして満月、朧月夜でした

yatsugatake2005-04-24

朝の曇りはたちまちに晴れて、春の日差しが注がれました。
庭を歩いてみると、ヒトリシズカがあちこちに芽生えていました。今年はもう出ないかと、心配していたキレンゲショウマも芽が確認できました。今年は、花が済んだら植え替えてやりましょう。カンアオイの花はどうか?と、葉を持ち上げると、あの独特な暗紫色の花が、見えました。見慣れたものとはいえ、異様な感じです。
日中は、今まで一番のいい天気でした。風もなく気温が上がって、ソメイヨシノが満開、まさに「春満開」でした。
しかも、今夜のお月様は「望=満月」です。乞う、ご期待です。
7時をまわった頃、外に出て東の空を見上げました。木星が輝いて見えました。隣家の屋根の上がぼーっと明るく見えます。
急いで、二階のベランダに駆け上りました。あー、真ん丸お月様が屋根の上に出ていました。木星が露払いの役目、「グー」1個半分の後にお月様が登場です。薄く棚引いた雲を透かし、周りを明るく照らすお月様は、ぼんやりとした朧月(おぼろづき)でした。
おかげで、月面の陰影がはっきりと見えました。写真に撮ると、白くとぶことなく立体的・表情豊かなお月様が撮れました。
時間が経つうちに薄い雲が全天を覆い、完全な「朧月」になり、すばらしい春の満月を十分に堪能しました。
〜さながら霞める朧月夜 「朧月夜」の懐かしい歌詞が、自然に口をついて出ました。
裏山に金粉散らし春の月(原和子