「月(つき)暦」水無月、朔日(ついたち)。晴れたり急に雨になった

yatsugatake2005-07-06

予報は一日中曇り。しかし、午前中から夏の日が照り始めました。おかげで、保育園児たちはプールで大歓声を上げていました。
雨が上がったら、早めに植物の消毒、殺菌・殺虫剤をかけることが常識です。それも、晴天時でなく、曇天がよい。ということで、昨日のうちに消毒作業を計画していましたが、予定変更なりました。
庭を見ると、もう夏の花が咲いています。ユリ、モナルダシモツケ、クロタネソウ、ムシトリナデシコなどいろいろです。
秋の花、キキョウが数日前から咲き始めました。キキョウの花には、興味深いカラクリがあります。咲き始めから毎日、花の中を覗いて観察しています。とうとう、雌しべが成熟し、
先端が開き始めました。雄しべはというと、咲き始めの頃は盛んに花粉を出していました。ところが今日は、惨めに茶色にしおれています。つまり、キキョウは雄しべと雌しべの成熟時期をずらして自花受粉することを避け、他花受粉を促しているのです。
種の繁栄のために進化した姿なのです。キキョウの花を、改めて感心しながら眺めました。
午後になって、曇ってきました。急いで、消毒作業に取り掛かりました。しかし畑で作業中、雷雨になってしまいました。身の危険を感じて、あわてて逃げ帰りました。
夜になって、大雨・雷注意報が出され、10ミリ以上のまとまった量が降りました。
今日は、水無月朔日(ついたち)です。文字とおり水無月は、梅雨が早く明けて、お月様が顔を見せてくれることを願うこの頃です。