旧暦、水無月十五日。日照少なく気温上がらず、秋の風情の一日でした

yatsugatake2005-07-20

昨夜から肌寒く、曇り空で明けました。
案の定、オオマツヨイグサの花は開いたままです。
庭先のキキョウの花が、すでに秋が来たような佇まいです。
Fm放送で、「盆花(ぼんばな)」の話をしました。キキョウの花を詠んだ小林一茶の句を紹介しました。「きりきりしゃんとして咲く桔梗かな」。『万葉集』の山上億良が、秋の七草として詠んだ朝貌(あさがほ)も、桔梗であるとされています。クサキョウチクトウ、一名、花魁草(オイランソウ)と、ミソハギ(禊萩)も話しました。お盆が近づいてきました。休耕田に栽培している盆花は、順調に育っています。
天気予報では、西日本は暑く、関東以北は涼しく、両極端になるようです。信州佐久は、関東分になりました。10時頃まで、日照もなく20度以下の低温で、寒いほどでした。その後、日も差して気温が上がり始めましたが、3時の27度が最高でした。作物のためには、もっと暑くなってほしいんですが…。
涼しいおかげで、遅ればせながらバラの剪定と豊後梅採りの外作業を済ますことができました。豊後梅はすでに、黄色く熟していて梅漬けにはなりません。ジャムにするには世話が焼けるし、砂糖もたくさん入れるから健康上の問題もあるし、…。採ったからには、ホワイトリカーに漬け込んで、「安直梅酒」と行きますか?…。
夜になって、お月様が南の空低くに見えました。十五夜なのですが、僅かに欠けていることが分かり、「望(満月)」が明日ということが納得できます。
写真に収めました。オオマツヨイグサも、月明かりのもと、大きな黄色の花びらを負けずに開いていました。