葉月朔日。変わりやすい天気、夕方から雨になりました。

yatsugatake2005-09-04

旧暦、仲秋の季節に入りました。
風にも光にも、そして周り中すべてに秋が感じられます。
読売新聞のコラム「四季」に、ツユクサの句が紹介されていました。
露草の露の力の花ひらく(飯田龍太
朝夕がひんやりすると、露草は瑠璃色の花をひらく。
太陽はすでに夏の玉座を降り、地上には秋の気配が濃い。道の辺に咲く小さな花だが、宇宙の動きを察知して地上に瑠璃をちりばめるのだ。「露のちから」とは露のようにかすかな力。と、解説がありました。
今朝も藪の中から顔を覗かせて、璃色の花が小さいながらも秋の青空に負けじと、健気に咲き誇っています。雑草のなかの雑草と嫌われますが、勇気付けられもします。
万葉集』には、古い言葉「つきくさ」で詠まれています。
月草に 衣は摺らむ 朝露に ぬれて後には 移ろひぬとも
ツユクサで衣を摺り染めましょう。たとえ、朝露にぬれてすぐに色褪せようとも。
また、人の心の移ろいやすいことのたとえにも用いられるようです。 
月草に 衣どり摺らめども 移ろふ色と いふが苦しさ
秋の空といえば、「男心と…」なんていうのもありますね。
仲秋早々の雨模様のお天気でした。
またぞろ、台風14号も心配の種です。
「管理」を確かめたら、日記をつけた日数、365日とありました。
日記の公開を励みに、2年目も書き続けるつもりです。よろしくお願いします。