午後また、休耕田に草刈作業に出かけました。
今日も、虫達がピチパチ、ピチパチ跳ねています。
画像は、イナゴが草の茎に停まっている様子です。巧妙な保護色と擬態ですから、ちょっと分かりにくいと思いますが…。画面中央、やや右傾して停まっています。目を凝らすと、暗いバックに触覚２本も見えます。
刈り払い機のエンジン音と草の刈られる音とで、虫達は盛んに逃げ惑います。
イナゴ（蝗）採りをしようと思いつきました。
採り方は、イナゴを追いたて囲んでしまうのです。周りからぐるりと刈り込んでいきます。魚を網に追い込む方法と同じです。しばらくして、機械を外しイナゴ採りに専念します。我ながらなかなかいいアイディアです。
こんな調子で、草刈とイナゴ採りとを繰り返しました。夕方までにポリ袋が重みを感じるほど、かなりな量が採れました。
イナゴは可愛そうだけれど、特製イナゴの佃煮が出来そうです。
子ども時代は戦後の食糧不足、貴重な蛋白源でした。稲刈りの頃はみんなで採りました。
結構、技術が要求されたものでした。技術は、経験を積むほどに身につきました。
イナゴの習性を逆手にとって、すばやく捕まえる。おかげで、瞬発力や動体視力、洞察力？までも身につきました。
体で覚えた技術は身についているので、この歳になっても忘れるものではありません。
今日は、草刈りこそ能率が上がりませんでしたが、楽しい時間でした。
気温が下がってきたためか、今夜も雲が出てしまいました。
お月様は、今夜も望み薄です。
