長月十四日。雨は上がりましたが、曇り勝ちでした。

yatsugatake2005-10-16

10月の探鳥会、東京電力穂積調整池(佐久穂町)に参加しました。
水面には、昨年よりは数多くの水鳥が訪れていました。ホシハジロキンクロハジロオナガガモ、スズガモ、カルガモカイツブリなどです。林には、アカゲラコゲラなど。空にはトビやノスリなど。モズの高鳴きはかしましく、ウグイスの地鳴きはバーダー仲間では「やぶチャッチャ」とか?ホーホケキョと鳴く鳥と同じとは思えませんでした。カケスが群れで空を渡っていました。フワリフワリと飛ぶ様は、のんびりしているようですが、健気に頑張っているようにも見えました。尾が長く先が丸まっている形が、オナガや、中国で見たカササギと似ているなと感じました。やっぱり、同じカラスの仲間なんですから当然かも…。
植物も、秋の姿を見せてくれました。ノブドウコバルト色、ナンバンハコベの黒い実、口を開けたアケビ、試食しました。日本風の淡い甘みが懐かしい味でした。アワコガネギク(キクタニギク)の黄金色の花にも出会えて、懐かしかったです。
鳥合わせでは29種類の野鳥を確認し合いました。今日の探鳥会は、雨が上がった山里の自然を十分に満喫することが出来ました。
午後は、昨年度まで仕事をしていた佐久穂町の図書館に、久しぶりに立ち寄りました。職員に、ざっと案内していただきました。大勢の利用者がいました。
合併で誕生した新町、満州開拓や秩父事件などの郷土の歴史に関する資料展示が目を惹きました。書架のサインも大きな文字に改善されたり、机の配置を工夫したり、データベース閲覧用のパソコンが整備・充実されたりしていて、頼もしく思いました。
館の周りの環境についても、夏の強い日差しを避けるために植えたギンドロ並木が見事に育っていました。キキョウやオミナエシリュウノウギク、ノコンギクなど秋の七草を中心に植えた野草園も良い状態になってきて、嬉しく思いました。
「読書の秋」、益々地域住民に喜ばれる図書館を目指してほしいです。