長月十九日。5時に4.8度。秋晴れ午後1時に19.1度。その後曇

yatsugatake2005-10-21

果物収穫の秋、スーパーの折込チラシに、リンゴ「シナノスイート」がありました。
最近のリンゴは品種がいろいろで、味が覚えられません。この品種は、昨年に食べて美味しかった記憶があります。
そこで、ネーミングの面白さと本日限りにつられ、ハガキ投函のついでに買ってきました。
画像はそのものです。なかなか色合いもいいです。
「シナノスイート」は、ネットで見たら、近年注目、中生種の新品種とありました。
新しいといっても、誕生のための歴史は意外に古く、昭和53年から始まったそうです。
親はなんと「ふじ」と「つがる」との交配で、その実生97本を育てさらに選抜を続けて、見込みのある2本を決定しデータを積み、平成8年に品種登録にまでにこぎつけたそうです。18年を要したことになりますが、それでも97分の1の確率は、育種の世界では異例の高率でラッキーだったのだそうです。
育種に気の遠くなるような時間と労力は当然ですが、関わった皆さんのご苦労を思えば頭が下がります。
長野県で開発された期待のリンゴ。キャッチフレーズは、「糖度が高く、歯切れのよい気品のある」リンゴ。「あじぴか」の別名もありますが、これからは「シナノスイート」です。
確かに美味、味わっていただきました。