長月二十二日。すばらしい秋晴れ、紅葉が進みました。

yatsugatake2005-10-24

八ヶ岳山麓の紅葉や大自然を楽しんできました。
昨日、白樺湖を越えて集合地の「茅野市総合博物館」に向かいました。
仲間10人が再会を喜び合い、早速に博物館の見学から始まりました。
八ヶ岳の自然・歴史・産業・民俗などを概観して、八ヶ岳が、大昔から人々の暮らしを支えてきたことを、改めて知りました。
「尖石縄文考古館」は、山麓のこの地に特別史跡・尖石遺跡があり、まさに縄文人が大昔から暮らしていたことを物語っています。国宝「縄文のビーナス」や「仮面の女神」など、学芸員の説明にうなずきながら、大昔の自然や人々の暮らしに思いを馳せました。
宿泊は、北八ヶ岳の秀峰「天狗岳」の登山口である唐沢鉱泉です。標高1900メートルに向かう未舗装の山道、シラカバやミズナラの葉が舞い散り、夕日に黄金色に映えました。
相乗りの一同は大感激、「太閤秀吉さまもびっくり、極楽とはこんなところ…」の冗談も聞かれました。この秘湯は、武田信玄ゆかりの隠し湯大自然と歴史のロマンに浸りながら、宴会は楽しい思い出深いものになりました。
今朝も晴天、青空にくっきりと昨夜のお月様が見下ろしていました。
食事前、霜を踏みしめながら裏山の岩の間に「ヒカリゴケ」と、源泉を見ました。
画像は、源泉の湯が流れ出た池。エメラルド色が神秘的でした。
そして「世界の化石館」へ、アンモナイトや恐竜の骨・卵まで…驚きと神秘の世界へタイムスリップしました。続いて、お目当て紅葉の名所「横谷渓谷」。数々の滝と紅葉を堪能しました。
帰途は、好天につられて麦草峠(国道299号)に決めました。(この道は冬季間閉鎖されます。)途中、蓼科山の縞枯れ現象、南八ヶ岳主峰「赤岳」の雄姿など、写真に収めました。八ヶ岳の佐久側八千穂高原、ダケカンバ、シラカバの木々が晩秋の美しさを見せてくれました。
今回の紅葉狩は、八ヶ岳をめぐる内容・密度が濃いものになりました。